自閉スペクトラム症（ASD）について: 多くの遺伝的な要因により起こる先天的な脳機能障害。
言葉や表情、視線、身振りなどによる双方向のやりとりが苦手で、特定のことに強い興味や関心を持っていることが多い。
症状は幼少時から認められ、概ね3歳までに診断が可能。
視線が合わない、ほほえみ返さない、指さしや模倣が少ない、言葉の発達が遅い、語彙が増えない、こだわりが強い、感覚の過敏さがあるなどが主な特徴。
知的能力障害を始めとする他の神経発達症、うつ病や双極性障害、強迫症、不安症、統合失調症、てんかん、睡眠障害、便秘などを伴うこともある。
性別では男性に多く、女性の約4倍の発生頻度。

▼自閉スペクトラム症（ASD）とは？（国立精神・神経医療研究センターウェブサイト）
https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/disease06.html

▼発達障害診療医師名簿（小児神経学会ウェブサイト）
https://www.childneuro.jp/themes/childneuro/relation/licenselist_dd.html
関連病気: 発達障害、自閉症、アスペルガー症候群

自閉症の診察 (411): 自閉症・広汎性発達障害の診察に対応している。小児神経専門医が治療にあたることが多い。医師が診断基準をもとに、問診、面接、行動観察、心理検査、知能検査、血液検査、CTやMRIなどから総合的に判断して診断される。

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