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慢性中耳炎の症状を放置し、鼓膜がほとんどない状態に。難聴で手術。

maa4  (30歳代・女性) 2015年09月08日
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病気
慢性中耳炎難聴
病院
関西電力株式会社 関西電力病院独立行政法人労働者健康安全機構 大阪労災病院

(病気が発覚した経緯)

小さい頃から年に1回ほどの頻度で耳鼻科に通うくらい中耳炎になりやすかったのですが、頻繁すぎて小学生くらいから中耳炎になってももう病院には行かなくなりました。何度か痛みなどはありましたが放置を続け、治ってもしばらくするとまた中耳炎の症状が出て、また放置。の繰り返しでした。
10年ほど経ってまた耳が痛くなる頻度が増えてきたので耳鼻科に行くと、放置していた間も何度も中耳炎を繰り返していたらしく両耳の鼓膜がほとんど無くなっていました。
もちろん聴力も難聴まで悪化していて、1ヶ月後に片耳ずつ手術する事になりました。

(治療の内容)

手術までに何度も通院し色々な検査、点耳薬、綿球を詰めるなど処置をしてこれ以上悪化しないようにしてもらい手術に挑みました。
普通は耳の後ろ(付け根)を切開し、そこから鼓膜に人工膜を付けるのですが大阪労災病院では内視鏡(耳を切らず穴から人工膜を付ける)での手術です。
手術は2時間ほどと言われていましたが、いざ手術を始めるとあまりにひどく悪化し骨まで損傷していて手術内容の変更となり複雑な手術が5時間ほどかかりました。
麻酔も緊急で増やしたので私はその日の意識はなかったです。(死ぬかもしれない。という苦しみは覚えています)

無事に成功してその日は酸素マスクを着けたまま意識が戻るのを待っていたそうです。
次の日には元気になるほど回復し、出来る限り耳に支障が出ないような入院生活を2週間続け退院しました。

(その後の経過)

入院中と退院後の1ヶ月間は綿球を詰めたままで鼓膜定着を待ち、3.4日に一度の通院で綿球を変えてもらい検査の繰り返しでした。
鼓膜はきれいに張っていき、今では綺麗に元通りになり、数ヶ月に1度の通院で様子見をしています。
聴力もだいぶ戻り日常生活に支障はありません。

もう片方の耳も同じように悪化してるかもしれませんが、手術の予定は入っているので早く聴力が戻る為に頑張りたいと思います。
鼓膜に穴が開いていて菌や水が入ると感染症にかかりやすく治りにくいみたいです。

中耳炎や鼓膜に穴が開いている方は放置する方が多いみたいですが、ご自身やお子様が同じような状況の方は早めに病院に行き治療しないと耳が聞こえなくなるかもしれないですよ。

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