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母乳をよく吐く息子。産院を退院後に肥厚性幽門狭窄症が判明し手術。

おさる  (30歳代・女性) 2015年09月02日
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病気
先天性肥厚性幽門狭窄症
病院
加古川中央市民病院医療法人社団 桃田小児科医院
関連
腹痛・吐き気・嘔吐(子供)

私は帝王切開で男の子を出産しました。
元気な男の子で産婦人科に入院している間は母乳もしっかり飲んでくれていて体重も増えていきました。
退院して2日後からよく母乳を吐くようになりました。
私の母親に聞いても、ネットで検索しても産まれてすぐはゲップがうまく出せずによく吐くと書いてあったので深く心配しませんでした。

しかし、1週間たっても治らなくてそれよりもひどくなって急に吐くようにようになりました。
母乳を飲んだあとではなくても胃液のようなものを吐いたりして、1日の回数も次第に増えました。
体をみると赤ちゃん特有のパンパンなお腹はしわしわになっていました。
すぐに小児科へ連れていくと体重は産まれた時よりも1キロ以上減っていました。

先生が肥厚性幽門狭窄症とすぐ判断し、大きな市民病院へとうつりその日からの入院でした。
肥厚性幽門狭窄症とは胃の出口と十二指腸とか繋がっている部分に筋肉が肥大して消化が困難なために口から逆流してしまう病気でした。
点滴で筋肉を緩和しなおしていく方法と手術して切除する方法がありました。
当時研修医が担当で説明によると手術だと体に三ヶ所ほどの跡が残ると言われました。
小さな体に三ヶ所もの傷を残すのはかわいそうだなぁと悩んだ結果、点滴の治療を選びました。
手術より少し時間がかかるけど、治ると言われたので点滴を選びました。

しかし点滴治療してから1週間たっても症状は変わりませんでした。
吐いてしまうためお腹がすくためギャン泣きをする子供を抱っこし、おしゃぶりを加えさせていました。
大部屋だっため他の人の迷惑にならないように泣き声を抑えるのが必死でした。
小さな体に刺してある点滴は外れないようにしっかりと固定されていて機械も大きく、夜中も泣く子供をナースステーションまで出してあげられなく、子供も私も寝不足の毎日でした。

なかなか点滴で効き目がなく、研修医ではなく医師が診察に来て調べてもらうとすぐ手術しましょうと言われました。
手術痕もおへその上を半月切りするだけで大丈夫と言われました。
最初に聞いた話と違いましたが、すぐ手術をお願いしました。
ネットで調べたり、先生からの話によると一万人に5人くらいの割合の病気だそうです。
そして点滴治療でよくなるのは、肥大している筋肉が1cm~2cmだそうです。

子供は5cmの筋肉肥大だったみたいで手術をしました。
小さな子でもちゃんと青い手術服を着させられて手術室に入りました。
心配と緊張とでどれくらいの手術時間がかかったかは覚えていません。
ただHCUで手術後の子供を見ると肌が真っ白になっていてとても顔色がよく笑っていました。
今思うと出産後にとった写真は黄疸がひどく顔もくらかったです。
それも症状として出ていたのかもしれません。

手術痕も本当に半月切りだけで、手術後すぐに母乳をいっぱい飲んでくれました。
今は問題なくいっぱい食べて大きく成長しています。
調べてみると肥厚性幽門狭窄症は出産してすぐはわかりにくく産まれてから1週間から10日後にかかって症状が出てくるみたいです。
体重が減り始めたら受診したほうがいいです。

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