娘が小学校高学年で目がチカチカして見えないほどの片頭痛に。

娘が初めて頭痛を訴えたのは、小学校高学年の時でした。
多少の風邪は引けど、ほとんど病気らしい病気もしないで今まできましたが
突然頭が痛いと言い始めてから、頭痛が頻発するようになりました。

熱もないし風邪をひいているわけでもないので、初めは「気の持ちよう」だと
あまり取り合いませんでした。

そんなある日、娘の学校から電話がかかってきました。
「ひどい頭痛がおきて、目がチカチカして見えなくなっているみたいです。
すぐに病院を受診してください」
突然の養護の先生の言葉にびっくりしました。目が見えないほどの頭痛って・・・
まさか脳に異常があるのでは？と気が気でありませんでした。

学校に迎えに行ったとき、娘はぐったりしていて
「突然目の前に光るギザギザが出て来て目が見えなくなった。まだよく見えない」
と行っていました。
かかりつけ医のところで紹介状を書いてもらい、大きな病院でみてもらいました。
CTなどの検査をしてもらいましたが、異常は見られず
「おそらく片頭痛でしょう。大した事はないので様子を見ましょう」
と先生の一言。薬は出ませんでした。
大したことがなくてよかった。とその時は安心していたのですが
この先、娘がこの片頭痛でずいぶん苦しむとは思ってはみませんでした。

そして、中学校に進学してしばらくは頭痛のない状態が続いていましたが
またしばらくして頭痛が再発したのです。
頭が痛いと朝布団から出られない日がたびたびありましたが
「片頭痛、心配ないんでしょ。学校に行きなさい。」
と無理無理学校に行かせていました。実際、片頭痛なら我慢すれば耐えられると
私も思っていました。

けれども、無理をさせているうちに吐き気まで起こすようになってしまい
本人がもう限界のところまで来ている様でした。

今度は、脳神経外科の頭痛外来を受診しました。
MRIをとって様々な検査をした結果もやはり片頭痛。
しかし、今度は先生が片頭痛についてしっかり説明をしてくださいました。

片頭痛は、頭の血流が急に増えるために血管が膨張して頭痛を引き起こす事、
頭痛の前に目が見えなくなるのは、閃輝暗点という症状で
この時に片頭痛の薬を服用すると頭痛が抑えられる、という事など
色々と聞く事ができて、目からウロコでした。
そして娘に申し訳ないと思う反面、前にかかった病院できちんと片頭痛の説明をして
もらえていたら・・・と残念な気持ちになりました。

こちらの病院で片頭痛の薬（ゾーミック）を処方していただきました。
頭痛の前兆があらわれた時に服用すれば、かなり頭痛をおさえられるようです。

現在娘は高校生になりましたが、頭痛を悪化させる事もなく元気に過ごしています。