閉じる
メニュー

肺のレントゲン検査で思いもよらない結核の疑いが。

跳人  (50歳代・男性) 2014年10月31日
4,757views 0 3
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
病気
肺結核肺がん

肺のレントゲン検診を行い結果が来たのですが、例年ですと普通の封書サイズがこの時はA4サイズのでかい封筒でやってきました。
異常を感じながら開封すると所見に
「肺に影を認めるので要精検。E-1」「結核の可能性がある」
という穏やかでない内容でした。
一応自治体で請け負ってるので普通の病院より診る数は多いと思うので誤診ではないと思いますよね。
E-1はA~Eに分けられた深刻度のうち、E-2に次ぐ重いものだそうです。

肺がんはともかく結核は職場や周囲の人にまで迷惑をかける可能性があるので取り急ぎ中核病院へ。
一応情報提供書類がついてきてたのでそれも持って。

呼吸器専門医が減少していることもあって非常に待ち時間が長かったのですが、いざ診察になると先生はあっさりしたものでした。
「提供されたレントゲンを見たけどこれだとサイズからして診るには不適なので、判断をきちんとするためにもう一度レントゲンと、念のためCTも撮っちゃいましょ。んで結果は明後日ね」
と、1分かからず。

これまた待ち時間長く3時間近く待ってレントゲンとCTが終わりました。

2日後もう一度訪問し診察室に入ると
「よかったですね、まったく、一切、問題ないですよ」
とのこと。

聴くとこの肺がん検診で引っかかるE-1の9割以上はほとんど問題なしだそうです。
骨、血管、筋肉などが撮像時に重なって陰になってることが多く殆どの人が無罪放免とのこと。

ほっとするとともに肺がん検診の脅かし方に怒りも覚えました。
もちろん罹患してるのに見逃すのは問題ですが、9割以上が無問題のものをE-1と重い症状のように表記しあまつさえ「結核の可能性あり」と書かれて穏やかなわけがありません。
呼吸器専門医が減って混雑もすごく、結果無駄なことに2日も費やし、結果を見るまでは不安で仕方なかったわけです。

お願いですから検診の診断をする方々にもう少し画像診断のスキルを上げてほしいと思った次第です。

大きな病気を減らす前に無駄な心労を与え、無駄に健康保険を使って無駄に被ばくさせて、と本人も自治体も一つもいいことないですよね?

この病気体験レポートは参考になりましたか?
参考になった
体験レポートトップへ戻る