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自覚はなくてもキケンな妊娠中の貧血。だるさやめまいに注意。

ほいあん  (40歳代・女性) 2015年04月01日
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病気
貧血

今まで特に貧血を指摘されたこともなく、血液検査などでもむしろ鉄分が多いと言われていた方だったので油断をしていました。貧血になると実際どんな症状になるのか、人それぞれかと思いますが、私の場合はほとんど自己症状がありませんでした。なので貧血と診断された時に非常に驚きました。しかし、今から考えればあれは症状の一端だったかも?と思い当る節も出てきたので、妊娠中の貧血について書いてみたいと思います。

妊婦は貧血にかかりやすいといいますが、いくつか種類があるようです。もっともかかりやすい貧血は鉄欠乏性貧血で、その症状は、⚫︎体がだるく感じる⚫︎寒気がある⚫︎めまいがする●息切れが多くなる⚫︎冷え症になる などがあるそうです。
妊娠すると、赤ちゃんに必要な栄養を送り届けなければならないため、血液量は増加しますが赤血球の増加をはるかに上回る量で血漿の量が増加しています。血漿が多くなるとは、血が薄まった状態ということ。そのため鉄分が足りなくなり貧血になりやすいようです。

また、妊娠中は脳貧血にもかかりやすいようです。脳貧血とは、自律神経が乱れ、血圧のコントロールがうまくいかず脳に十分血液が送られていない状態をいいます。ホルモンバランスが変化する妊娠中は脳貧血を起こしやすく、立ちくらみや瞼の奥がチカチカすることがあります。名前に「貧血」と入っていますが、血液が薄まるものとは性質が異なるようです。

脳貧血が起きた時の対処法としては、まずはとりあえず、しゃがんだり、横になったりして安静にしていることです。そうすると、そのうち自然と治っていきますので、気を楽に持って落ち着くのを待ちましょう。すると徐々に改善していきます。慌てて移動してこけたりする方が危険なので、その場でゆっくりして安静にするのが良いようです。

貧血を放置してひどくなると胎児にも影響が出ることもあるようです。発育が悪くなって、生後に未熟児・虚弱児・心身障害児となってしまう場合もあるようです。また、分娩時に影響が出る場合もあります。微弱陣痛、弛緩出血などを起こしやすくなり、母体の抵抗力が落ちるために、分娩後に産褥熱にかかりやすくなるともいわれています。

軽度の貧血であれば、食生活を見直して、着実に体質改善するのが良いようです。一つの食材に偏るのではなく、栄養バランスの良い食事をとり、その中に動物性鉄分(レバーなど)や植物性鉄分(ほうれん草や小松菜、ひじきなど)を豊富に含んだ食材を取りいれていくように助産師さんにすすめられました。また、もう一つ注意されたのは、せっかく鉄分を含む食材を食べても、食前や食後すぐにタンニンを多く含むお茶を飲んでしまうと鉄分が薄まってしまうこと。特に紅茶はタンニン含有量が多いので、できるだけ減らし、麦茶やハーブティーに変えることもすすめられました。

貧血の症状は身体がだるいなどすぐには気づきにくいものも多く、つわりがひどかった妊婦さんなどは初期のつわりの時期よりましと貧血になっていることに気付きにくいこともあるかと思います。実際、わたしもめまいなど普段からよくする方だったのであまり気にとめていませんでした。しかし、胎児や分娩への悪影響は思ってる以上にキケンです。自覚はなくても、妊娠がわかったら早めから予防されるのが1番だと思います。

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