血尿とまではいかないおしっこから判明した父の膀胱がん。

今から6年前、父が５７歳での発病でした。病気には気をつけ、健康管理バッチリだった父が、血尿が出たような気がすると言いました。おしっこの色が濃かった、血のようにも見えた、と言いました。
しかし、濃いおしっこと思い込みそのまま放置。その二日後、今度はもっと濃いおしっこが出たといいました。血尿というまで濃くなかったらしく、判断に迷いましたが、検査に行くことを勧めました。

近所の総合病院へ父が単身で受診。結果が出ると、母が呼ばれ「初期の膀胱がん」と診断されました。
早めに手術と入院を勧められ。２週間後に入院、そして摘出手術を受けました。入院し、手術に向けての準備が始まりました。自覚症状のまだなかった父ですのでしっかり自分で何でもやりました。

しかし、家族は不安でいっぱいです。先生からの「初期なので早期治療が大切、心配いらない」との言葉を支えに手術日を迎え、そして不安のまま終了を待ちました。
結果、手術は成功し間もなく退院。当初は無理を控え、体力回復に努めましたが、だんだん元の生活に戻すようにしました。
３年以内の再発率が高く、術後のケアが特に大切な病気。定期的に検診へ行き適度な運動と節制を守っています。
お陰で、再発・転移することもなく今でも元気しています。
何事も、早めに診察が大切だと実感しました。