肩の鈍い痛みが狭心症の前兆。素早い処置で命拾いしました。

月曜の朝、肩に鈍い痛みがありました。横になっても収まらずそのまま仕事へ出かけました。
当時は路線バスの運転士をしていたのですが、その日は、何とか走るダイヤを消化して、最後の1本にまでこぎつけましたが、痛みは我慢出来ないほどになり、配車係りに早引けを申し出ました。

バス会社はどこも人員不足で、急な退社などよほどの事でなければ許されないのですが、私の顔色を見て配車係りは早引けを認めてくれました。
そばに居た同僚が「そのまま家に帰らず直ぐに病院に行け」と勧めてくれたので、近くの循環器病院に行き診察を受けたのですが、先生は直ぐに手術の出来る大きな病院に電話をしてくれ救急車で運ばれることになりました。

以前から不整脈があり、精密検査を進められていたのですが、検査でも1000分の1の確率で死ぬ場合があると言われていたので尻込みしていたのです。

病院に運ばれて直ぐに手術かと思っていたのですが、心電図に異常が出るまではストレッチャーに寝かされたままで何とも心細かったのを覚えています。
心電図に異常が現れ、私は直ぐに手術室に運ばれてカテーテルを受けました。
私の場合は、救急だったのでカテーテルを腕から通しました。（通常は太ももから）
何とも言えない、針金が血管を這い回るような鈍い痛みは一生忘れる事は無いでしょう。

お陰様で手術は成功したのですが、その夜は腕の痛みで眠れませんでした。

病名は狭心症。心筋梗塞の一歩手前でした。

必ず前兆がありますので、見過ごさない事ですね。