腰の骨から椎間板が突出し、腰椎椎間板ヘルニアに。

2011年3月12日の朝、目が覚めると脚の裏側太ももからふくらはぎにかけて痛みが走った。
前日の地震で、最寄り駅までの移動や帰宅時に無理して走ったのが原因かと思われたが、
実は痛みの元は、脚ではなく、腰の骨からヘルニアが飛び出たことであると後からわかった。

腰といってもお尻の尻尾の小さな骨である。
前日に電車内で座っていた時に長時間揺れたためにお尻の骨を損傷したのか？
原因はともあれ、痛みは続いた。

地震に遭遇したときは用事で埼玉に居ましたが、
まだ埼玉に引っ越す前で、神戸に居ましたので、
神戸の新須磨病院で診て貰った時は、ヘルニアとは診断されませんでした。

4月に埼玉に引っ越してきて、5月になったある日、
痛みを解消出来るかとテレビで放送されていた体操をしたところ、
益々たまらないくらい痛くなり、近所にある埼玉自治医科大学付属医療センターに
やっとの思いでたどり着き、診てもらいましたところ、ヘルニアであるとわかり、
痛み止めの注射やお薬での治療が始まりました。

その痛みといったら物凄くて、座る事も出来ず、
家ではリクライニングの長座椅子をベッドにして、
ひざを高くして寝たまま食事をする生活が３ヶ月ほど続き、
その間、病院で神経に痛み止めの注射を打つ治療が段階的に行われ、
初日などは一泊入院でやりました。

それでも痛みが和らがない時は、手術する予定で治療は進みました。
埼玉自治医科大学付属医療センターでの手術は、
全身麻酔で患部を切り開く方法のみでしたので、出来るだけ傷を少なくしたかったために、
日赤病院で行われている内視鏡手術を受ける準備をしました。

そうやって、手術前の検査などで日赤病院に通っていた手術3日前のある日、
予約の時間に遅れそうになり、走りました。
その日の帰り、なんだか痛みが軽くなってきたのです。
一晩経っても痛みは戻らず、日に日に痛くなくなりました。

飛び出ていたヘルニアが時間の経過と共に溶けて無くなったのか？引っ込んだのか？
その後、日赤病院に手術キャンセルの連絡をしました。
今でもお尻のその場所には少しヘルニアが出ているようですが、
より多く飛び出ないことを願いながら生活しています。手術せずに済んで本当に良かったです。