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糖尿病と歯周病パート3 (抜歯の様子・最終章)

k  (60歳代・男性) 2014年08月17日
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病気
糖尿病歯周病

糖尿病と歯周病 パート3
  
歯医者の診察台に座ったら、横に倒された。
口を開けると歯茎に注射2本打たれた。
 
30分位麻酔が効くまで待って早速作業開始した。
ペンチみたいな道具でポロポロ抜いていく。
感傷に浸っているまはなかった。

とりあえず、上の歯だけは入れ歯を作っておいたので入れてもらった。
すべてが終わった後、口の中いっぱい脱脂綿を詰め込まれた。

家に帰ってから1時間位 経った時である。
顔が2倍位腫れ上がり人間とは思えない形相だった。
今まで味わったことが無いような痛み。

痛み止めはもう飲んだしどうしようかと思いつつ顔を冷やした。
顔もそうだが首筋を冷やすと効果的だった。
座薬の痛み止めも効いてきたのか睡魔が襲ってきた。

3時間位眠っただろう。
夕食前に目が覚めた。
顔周りが自分では無いような気がしたが慣れるしかないだろう。

この一年で約20本の虫歯のない歯を失った。
見た目は20歳年を取ってしまった感じである。

毎日消毒のため歯医者に行って診察を受けた。
入れ歯は歯茎が固まってからと言われ大体2週間位と言われた。

これで1ヶ月満足に食事をとっていないことになる。
65キロあった体重も10キロのダイエットになった。
ダイエットを考えている人は、歯を抜くという選択肢があってもいいと思う。
冗談はさておいて、その後の生活が一変した。

食事にしたって、女房も献立に苦労をしていたので、自分で作ることにした。
介護施設で食事を作っていた経験が今回非常に役に立った。
なんでも経験しておいた方がいい。

 
歯が無いのか・・・
寝ていると不思議なことに気が付いた。

夜中、時々苦しくて飛び起きることがあった。
その時の情況はむせるような、せき込むような感じだった。

次の日支分で横に鳴ったり、うつ伏せで寝てみたりした。
水を含んで上向きで寝てみたり色々試行錯誤して原因を探ってみた。

何日か同じことを繰り返して試してみた。
一週間後位して、浅く寝ているとき同じような症状があった。
その時、違和感を感じたのは舌の動きだった。

すぐ寝床においてある手鏡で口の中を凝視した。
わかった。謎が解けた気がしたが思ったより長く、動きが悪いのだった。
 
だから上向きで寝ているとき、舌が喉のほうに下がるため呼吸が弱くなると思われた。
完全にわかったわけではないが、横向きで眠る癖をつけることとした。
又、舌の運動を 1日3回食事前後にすることにした。

この効果か、3週間過ぎてもむせて起きることはなくなった。
今回の事は、老人介護にも役に立つと思う。
何の気なしにやっていることも考えれば・・・

歯の役割が舌を固定させ、長年の訓練で起動を確保しているなんてすごいと思った。
又、舌の長さにはびっくりしてしまう。
確かに牛タンなど30センチ以上もあり重量もあるのが納得いく。

歯をなくしたことで
 ①つばがでなくなり、口の中が汚れやすい。
 ②食べた感じがしなくて、大食いになる。 その結果肥満になる。
 ③話がしづらいのであまりしゃべらなくなる。
  その結果友達をなくす。趣味が無くなる。 最終的には、認知症になる。

いいことはまるっきりない。
でも前向きに生きていこうと思っています。

糖尿病もしくは予備軍の方 年2~3回歯医者で検査しょう。
自分では判断せず、少なくとも家族に見てもらいましょう。
 

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