Caloo(カルー) - 母子家庭で育児と仕事のストレスから30代前半にうつ病を発症。 : 病気体験レポート
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母子家庭で育児と仕事のストレスから30代前半にうつ病を発症。

りり  (50歳代・女性)

322views 2018年10月15日投稿 1votes 0comments

母子家庭で4歳の息子二人の育児と仕事の両立で、疲れきっていました。
その頃からアルコールに酔っているような状態になり、朝子供を保育園に送って行った際、呼ばれた声がして振り向いても誰も居ないのです。
職場では電話や電卓の数字が打てなくなりました。何度計算しても違う数字になるのです。
このような異変を感じ近くの総合病院の内科、神経内科、耳鼻科など検査してもどこも異常がなく、精神科を受診するように言われました。そこでうつ病と診断されました。
仕事はやめざるを得なく、薬物療法で治療に専念しました。最低限の家事しか出来ず、ほぼ一日寝て過ごしておりました。
自分に合う薬が見付かるまで大変時間が掛かりましたが、ようやく安定してきて仕事復帰も出来ました。

子供が中学になり初めての反抗期を経験しました。対応の仕方に悩みオーバードーズをしてしまいました。幸い大事には至らず、担当してくれた医師には感謝の気持ちでいっぱいです。
しかしその頃から何もかもイライラするのです。ほんの些細な事でも子供を叱りつけ、暴力もふるってしまいました。思い出すと涙が溢れてきます。

ある日子供の勉強道具やら、ゲームなどその辺にあるものをごみ袋に詰め込んで、明日のゴミの日に捨てるからと、発狂していました。
私がお風呂に入っている間、子供二人は家出しました。慌てて警察に電話し、二人は近くの交番に保護されていました。
このままお母さんの元には返すことは出来ないと言われ、子供は児童相談所へ、私は病院の隔離病棟に入院する事になりました。そこでそう極性障害と診断されました。隔離病棟での生活はまるで牢屋のようで、思い出したくもありません。

何ヵ月か入院し当初37キロだった体重も45キロまで増え、精神的にも落ち着き確実に良い方向に向かっていました。そして退院。
いろいろありましたが子供も無事、志望高校を合格してそこからはとても楽しく過ごしています。部活動の親の会でも、優しい方達ばかりでとても充実した3年間でした。

息子は今、一人は大学二年生、もう一人は寄り道しながら浪人生で来年また受験するため、勉強に頑張っている日々です。

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