ガタガタ系の歯列不正。矯正は大変でしたがメリットも多かったです (写真あり)

［治療のきっかけ］
中学生のとき、歯科検診で歯列矯正を勧められ、歯医者に行きました。いわゆる出っ歯という訳でもなく、それまで歯並びを気にしたことはあまりありませんでした。
ですが、顎に対して歯が大きいために、見えない中の方はガタガタしていると気づきました。
初期費用の数十万円を一括で払うことになり、親とも相談しましたが、
歯並びが悪いと噛み合わせも悪くなり、様々なところに弊害が出てくると知り、治療を決意しました。


［治療初期］
最初はレントゲン等検査を行います。私の場合、顎に対して歯が大きいために、場所がなくて生えて来られない歯があると判明。
場所を作って揃えるために、2本ほど抜歯しました。
また、生えて来られない歯を引き出すために手術が必要で、新潟大学病院まで行きました。
下に潜っている歯を、皮膚をめくって引き出すという手術で、2時間ほどでした。ずっと口を開けているので顎が外れそうになりました…。


［治療中期1］
最初の手術などが終わると、毎月1回の通院になり、月5000円の治療費がかかります。
口に器具を付けることになりますが、最初は裏につける小さいものからスタート。
よく見る、口の表面につけるものはクリアとシルバータイプから選べますが、値段比較して安かったシルバーにしました。
毎月先生に診てもらい、針金で締め付けるので、じんじんと痛みます。小学生では正直きついかなと感じます。
給食の際に固いものを噛むのが辛かったです。小さく砕いたりして食べていました。
歯が痛いのは意外につらいもので、あまりにひどい時は先生に言って鎮痛剤を出してもらったり、緩めにしてもらったほうがいいかもしれません。


［治療中期2］
さらに進むと、寝るときにヘッドギアという帽子のようなものをします。
口についている矯正器具に小さい輪ゴムをつけ、それをヘッドギアの金具につけます。慣れるまでゴムを付けるのが難しかったですが、だんだん慣れてきます。
最初は上手く寝られず、寝不足になりました。寝返りが打ちづらいので、枕は低め・柔らかめに変えることでだいぶ寝られるようになりました。


［治療後期］
ヘッドギアが外れ、歯列が綺麗になり落ち着いてくると、やっと器具を外します。
ずっと付けていたので外した時は口の中が少なくなった？ような不思議な感じがしました。
矯正を始めてから、ここまでで5年くらい。それからは3ヶ月に1回、6ヶ月に1回と回数を減らして行きます。


［治療後］
ガタガタ系の歯列不正だったので、綺麗に揃うと歯磨きもしやすく、虫歯もできなくなりました。
ほぼ綺麗に揃っていますが、やはり少しずつはズレが生じてくるそうです。
それも直すことが出来ますが、私は気にならない程度なのでそのままです。
中学生のときに始めて、完全に終わったのが大学のときですが、ずっと歯医者に通っていたので、歯医者への抵抗感が殆どなくなりました。
せっかく綺麗にしたんだから、という気持ちがあるからか、とても歯に気を使うようになり、それも間接的にですがメリットといえると思います。
金額的には、トータルで100万円はかかりました。分割でもいいそうですが、結構な負担ですので、よく考えてからした方がいいです。
(領収書は取っておいて、確定申告すると数万円は戻ってきます)
結構、途中でやめると言う人もいると聞きます。
ですが、せっかく綺麗にするなら最後までやることをオススメします。見た目だけの問題ではなく、噛み合わせが良いと虫歯など歯のトラブルにもあいづらくなると思います。