群大病院で抗ガン剤治療を受けていた親族は数回目の治療のあとで痛みを発症しました。
その痛みが抗ガン剤の性なのかガン性疼痛なのかという説明はないまま、食事がとれないのなら地元の病院に入院して点滴をして...
群大病院で抗ガン剤治療を受けていた親族は数回目の治療のあとで痛みを発症しました。
その痛みが抗ガン剤の性なのかガン性疼痛なのかという説明はないまま、食事がとれないのなら地元の病院に入院して点滴をしてもらったほうが良いですよという話で病院を変えましたが、体の良いやっかい払いでした。
紹介してもらった地元の病院は、ガンの患者を受け入れた経験は殆どなく、痛みに対する麻薬の投与も上手くできない状態でした。
資料を持って複数の専門病院にセカンドオピニオンなど取りましたが、この状態から良い提案など受けられるはずもなくせっぱ詰まっていた家族に手をさしのべてくださったのがこちらの病院の先生でした。
先生の支援があったからこそ、家族は親族の最後を自宅で送らせてあげることを決心できました。
退院の日に血を吐いた親族を見てあわてふためいた家族に、大丈夫ですよと言ってくれたあの時の言葉は忘れることが出来ません。
退院した日、家族全員がびっくりするほど元気を取り戻した親族は、それが最後の命の灯だったのでしょうか、その後数日で命を引き取りました。
在宅介護中も、高速を使わないと通えない拙宅にスタッフさんを毎日通わせてくださいました。
あの数日を我々に与えてくれた先生はまさに恩人です。
ガンが進んだ状態のご家族をお持ちの方、抗ガン剤治療を続けるか、緩和ケアにしようか悩んでいる様なら、是非足を運んでみてください。
わたしはそれが最良の選択だったと確信しています。
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2016年02月投稿
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