結婚した当初から夫の大きないびきが気になっていました。
電車が通ったかと思うような音の大きさ、いびきが止まる事もありました。
また朝起きてきたと思ったらリビングでまた横になっていたり、昼食後もすぐうたた寝をする、難しい話をすると立ったまま寝たりと昼間の眠気も強いようでした。
テレビで睡眠時無呼吸症の紹介をしており、症状が酷似していることから、ネットで睡眠時無呼吸症について調べている時に、隣の市に睡眠障害を専門に診ている病院があることを知り、受診する事にしました。
初診時は私も一緒に診察室に入り、睡眠中の様子について医師に説明しました。
まずは自宅で簡易検査ができる器具を貸し出され、指先に器具を挟んだ状態で一晩寝て2回目の診察時に器具を提出しました。
すぐその日に簡易検査の結果が出され、最重症の睡眠時無呼吸症の可能性が高いと言われました。
本格的な検査は病院で一晩泊って行われます。
病気の程度が重いので、検査の予定も早目に入れてくれて、1週間ほどで入院検査を受ける事ができました。
8時間の睡眠のうち661回も無呼吸状態になっており、無呼吸による覚醒反応は646回
もっとも長い無呼吸は54秒で最も低い酸素飽和度は65%という状態で最重症の睡眠時無呼吸症であると確定診断がでました。
治療は睡眠時にシーパップという器具を装着するだけです。
シーパップは鼻から空気を強制的に送ることで咽喉が塞がることを防ぐ器具です。
最初の数カ月は抵抗があったようですが、1年位ですっかり慣れた様子。
そしてシーパップをつけた入院検査では
8時間の睡眠のうち無呼吸は20回、覚醒反応が88回、もっとも長い無呼吸が19秒で最も低い酸素飽和度は94%という結果で睡眠状態がかなり改善していることがわかります。
実際に昼間の眠気もかなり改善し、昼寝やうたた寝の回数はかなり減っています。
いびきは全く無くなり、静かになりました。
シーパップは月に一度の診察を受けることが条件で、保険適用でレンタルできます。
3割負担で約5000円程です。
年に一度は一泊入院で詳しい睡眠検査を受ける必要もあります。
医師の話では、無呼吸を治療しないでいると、血圧や心臓、糖尿など全身に影響があるそうです。
いびきが大きい、昼間の眠気が強いという方は是非専門の病院で相談する事をおすすめします。