呼吸器系の不調でこの病院を受診した事を後悔しています。
この病院のホームページの院長挨拶には「病気の予防、早期発見はもとより、きめ細やかな治療と充実したスタッフ、最新の医療設備で常に皆様の健康をお守...
呼吸器系の不調でこの病院を受診した事を後悔しています。
この病院のホームページの院長挨拶には「病気の予防、早期発見はもとより、きめ細やかな治療と充実したスタッフ、最新の医療設備で常に皆様の健康をお守りします」とありますが、この病院では肺のレントゲン撮影を行っても、早期発見どころか肺癌のステージが進んだ患者でさえも発見してもらえませんでした。
何の罪もない、もっと生きたいと思っている大切な家族の誰かが、私の妻と同じ辛い目に合って命を落としてしまわぬ様、警鐘を鳴らすために私は本文を記します。
私の妻はこの病院をホームドクターの様にして度々利用していました。もっと前からこの病院を受診していたと思いますが、現在手元に残っている資料では2013年11月に呼吸が苦しい為、妻はこの病院を受診し、「気管支喘息・気管支炎」と診断され5種類の気管支喘息・気管支炎対策の薬を5日分処方されています。
翌年の2014年4月14日にも呼吸が苦しい為、再度この病院を受診し胸部レントゲン撮影を行いましたが、その結果は「肺は綺麗だがインフルエンザに感染している」との診断で、インフルエンザ対策の6種類の薬を3日分処方されています。その3日後の4月17日にも呼吸が苦しい為、再度受診し(吸入ステロイド薬<アドエア>と気管支拡張剤<サルタノールインヘラー>)を処方されています。同年5月7日にも呼吸が苦しい為、再度受診し薬を処方されていますが、一貫して、「気管支喘息・気管支炎」の診断でした。
その2か月後の2014年7月18日妻は、和光市実施の集団健診を受診し、胸部レントゲン撮影の結果、8月22日に「要精密検査」の判定が出ました。予約を取って9月12日都内の大学病院で精密検査を受けた結果、病状が左肺門部から心臓周囲に広がり、心嚢液・胸水の貯留があり、副腎と脳転移もある「非小細胞肺腺癌 Ⅳ期」と診断されました。そしてここから辛い闘病生活が始まりました。
肺腺癌に対しては分子標的薬を使った化学療法を続け、脳転移に対しては放射線照射、サイバーナイフ、γナイフパーフェクション等を続け、丸山ワクチンも続け、何カ所ものセカンドオピニオンを受け、5度の入退院を繰り返し、2016年4月27日6度目の入院で4回目の心嚢穿刺を行い、更に1か月に及ぶ胸水ドレナージを継続しましたが、5月後半より病状が悪化の一途をたどり2016年6月13日夜、妻はついに他界しました。
最大の問題点は2014年4月14日時点のレントゲンで「綺麗だった肺」が、3か月後の7月18日には「精密検査が必要な肺」になり、その2か月後の9月12日には「ステージⅣの肺腺癌」になっていたと言うのだろうか?
妻も私もこの流れがどうしても解せなく、妻が闘病中にこの病院から借り出した2014年4月14日のレントゲンフィルムをセカンドオピニオンの医師に診てもらった結果、「この左肺の陰影からは精密検査を行うのが普通であり、これを見落とされたのが不幸の一端と言える。もしこの段階で肺癌と判れば、今よりはもっと良い状態での治療がスタートできたはずである」との見解であった。この見解を聞いた段階で妻はこの病院へ見解を求めにに行きたいと主張しましたが、「今そんな行動を起こしても病状に悪影響を与えるだけで、ステージⅣの肺腺癌をこの病院が直してくれる訳はないので、今は治療に専念しよう」と妻をなだめ続けました。
定年退職した夫の私との旅行などを、たくさん計画していた妻は、もっと永く生きたかったのです。妻のノートパソコンにはいつも見ていた自分自身のレントゲンデータ、CTデータ、MRIデータとそれらのビューソフトが置かれており、インターネットのお気に入りフォルダーには肺癌関連の闘病ブログ、医療情報、分子標的剤の新薬情報、ハイパー薬辞典等々で溢れています。そう言う私のパソコンの中身もほぼ同様な状態です。
長文になりましたが、かけがえのない家族の命を守るために、呼吸器系の不調でこの病院を受診する場合は、注意して欲しいと考えています。
この文章を読んでいただく事によって、一人でも多くの方が救われることを願ってやみません。
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2014年来院
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2016年12月投稿
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