子どものイビキは睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に１０秒以上の呼吸停止が５回以上繰り返される病気です。
重度になると、手術を要する病気です。

娘は３才頃からイビキをかく子どもでした。
それほど気にはしていませんでしたが、次期にイビキの音にバラつきがみられたり、乱れたりするようになり、時に呼吸が止まっている時があり数秒後に喉を詰まらせたような、むせたような苦しい様子で呼吸を大きく吐く様子が、睡眠中に数回みられるようになりました。

自分なりに調べた情報では、そもそも子どものイビキは異常だということ…
そこで耳鼻咽喉科を受診しました。

やはり睡眠時無呼吸症候群の疑いあり、との事でしたが睡眠時の呼吸が停止している時間と回数から、あまり重症ではないし子どもは体の成長に伴って気道も成長し改善することもあるという事で様子をみることになりました。

睡眠中はイビキを始めたら、体を転がして寝返りをさせたり、仰向けはイビキをしやすいので横向きに、枕は使わないなどイビキをさせないようにしながら様子をみました。

それから数年、１０才になっても睡眠時の状態は改善せず、寝起きは頭痛など体調不良を訴える日もあるようになりましたので、今度は総合病院の耳鼻咽喉科を受診させました。

１泊での検査入院で睡眠時の呼吸の様子や血液中の酸素濃度など睡眠の質を調べる検査をしました。
就寝前に頭や胸、指などに沢山の検査装置を取り付けて寝るだけの検査で、費用は２万円程かかりました。

結果は、中度の睡眠時無呼吸症候群で手術までは必要ないとの事でした。

それから数年、中学生になった娘の睡眠中の呼吸は、ほとんど改善しイビキもほぼ改善したようです。
やはり成長に伴い気道も成長したのでしょうか…

子どもの無呼吸症候群は重症であると、睡眠の質が悪くなる為様々な弊害が出るので手術を必要としますが、中・軽度であれば成長によって改善されるケースもあるようです。