たかが鼻風邪でも病院選びは慎重に！ある程度の知識は自分自身も持つべきですね。

3歳になったばかりの息子がいます。
生まれた頃から、通院のしやすさ重視で
自宅近くの小児科と某耳鼻科を利用していました。

熱がなく鼻水と咳程度のときは耳鼻科へ、
高熱や嘔吐を伴う場合は小児科へ、
という感じで通い分けていました。
(小児科は評判が良くて患者さんが多いため待ち時間も長く、
特にインフルエンザなどが流行する時期は
他の病気をもらってしまいそうなので
そうするのが近所のママ友の間でも常識のようになっていました。)

その耳鼻科では、いつも同じ粉薬を処方されていましたが、
飲み続けてもほどほど効果を感じることが無く、
ママ友の間でも『効かないピンクの粉』で有名で、
きっと子供だから余り強いお薬が出せないんだね、とみんなが思っていました。

そして先日、息子に鼻水と咳の症状があり
熱はなかったので、普段通りに耳鼻科を受診しました。
鼻風邪と診断され、いつもの粉薬を４日分処方されました。
やはり薬を飲ませても効果は感じられず　それどころか症状は悪化するばかり。
熱がないのは幸いでしたが、咳と鼻づまりでまともに眠れない日が続きました。

そこで疑問がわきました。
この粉薬いったい本当に何なんだろう、
飲む意味あるのだろうかと。
そしてネットで調べて、愕然としました。
小児用ではあるものの、かなり強めの抗生物質だったのです。
たかが鼻風邪で、今まで抗生物質を飲ませ続けていたなんて。
ちょうどテレビのニュースで、抗生物質の乱用がトピックに上がっていたので、
もっと早くに気づいていれば・・と後悔しました。

翌日、小児科を受診して、先生にお薬手帳を見ていただきました。
やはり、『これはあかん。良いお薬なんやけど、こんな風に乱用していたら、いざという病気のときに効かへんようになってしまう。
子供が免疫を作っていく、この大事な時期なのに、こんなお薬の出し方は・・
そもそもウィルス性の風邪には効果が無いものやから、そら飲んでも効かへんはずや。すぐに飲ませるのを止めてください。』と。

そして、気管を広げる効果のある貼り薬や
痰や咳を和らげる効果のあるシロップを処方してもらいました。
その日の夜は久しぶりにぐっすり眠れたようで、翌朝も症状の回復がしっかりと感じられました。

今まで医師の診断と処方をそのまま鵜呑みに信用していましたが、どのような薬であるのかは確認したほうがよいし、
正しい薬の飲み方など、ある程度の知識は自分自身も持つべきと思いました。
なにより、やはり評判の良い病院を選択するべきだと痛感いたしました。