Caloo(カルー) - 自己判断は禁物!頭部外傷は急いで受診。乳児の帽状腱膜下血腫。 : 病気体験レポート
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自己判断は禁物!頭部外傷は急いで受診。乳児の帽状腱膜下血腫。

Caloouser56538  (40歳代・女性)

オススメ: 1,503views 2015年07月28日投稿 2votes 0comments
病気帽状腱膜下血腫
病院川崎市立川崎病院
関連けが

先月わが子が9カ月の時のことです。
お義母さんが抱っこひもで息子(孫)を抱っこしたまま階段から転げ落ちました。
頭を打ったようで、転んですぐに泣いたとのことでした。
戻ってきて、すぐに大量に嘔吐。
そして目の焦点が合わない状態。
突然鼻血がでました。
大パニックで急いで病院へ。
夜間帯だったので、救急にかかりました。

すぐにCTとレントゲンをとりました。
まだ9カ月だったために、CTがうまくとれず、動いてしまい、何度も何度も取り直しました。
私も一緒に入って頭を押さえますが、泣きまくってしまって動いてしまいます。
何度もチャレンジしましたが、駄目でした。
眠くなる薬を使いました。
なかなかそれでも寝てくれず、ふらふらした状態でもずっと泣いていました。
何時間も格闘し、やっと撮影できました
硬膜下血腫の可能性、頭がい骨骨折の可能性があり、
確実なのは前頭の帽状腱膜下血腫でした。

入院を勧められましたが、安静にして明日また外来受診することを約束して帰りました。
そしてまた吐く場合や大きく腫れてきた場合、意識障害がでた場合はすぐに受診するように言われました。
色々な検査をしたため、もうその日は明け方になっていました。
家に帰りましたが、不機嫌が続き、大泣き。
母乳もあまり飲まず。(離乳食は中止の指示)
しかし、吐いたり、意識障害がでることはなく、次の日朝いちで脳外科を受診。
帽状腱膜下血腫がとても大きいが、まだ血液がジェル状な状態。
液状化するまでは針で刺して血液をぬくことができないとのこと。
また大きくなったり、意識がおかしくなったり、母乳を全然飲まなかったらすぐにきてください。とのことで
いったん帰りました。

しかし、その日の夜寝て、朝起きると、ものすごく前頭~おでこが腫れあがって黒くなっていました。
びっくりしてまた救急外来を受診。
早朝だったため、研修医の先生しかいなかったが、脳外科の先生に電話で確認してもらい、指示をいただけました。
先日は説明が少なく、このようになることは予想していなかったのですが、
先生からは、この怪我は色が変わってきたり、目の周りが黒くなったり、触ったりしてしまうと
周りの血管を圧迫して切れてしまうために、またそこから出血して腫れてしまったりすることがあるとの説明を受けました。
頭を打ったり、転んだりしないようにして再び自宅安静の指示でした。
受診して先生からの言葉をきけて少し安心しました。
この日の腫れが一番大きく、頭の大きさが2倍くらいに大きく見えました。
触ってはいけないことをこの日きくまで、何度か触ってしまいました。
腫れている場所はぶにょぶにょしていて、ゼリーの柔らかい状態のような感じがしました。

しばらく自宅安静が続き、数日おきに受診。
二週間後に液状化したとのことで、前頭に針を刺し、血腫を抜きました。
そして包帯で圧迫固定。
これが本当に嫌がりました。
何度も何度も自力でとってしまいました。
24時間の固定がとても辛かったです。
本人が一番つらかったと思います。
そして包帯がとれるとおでこ、前頭がすっきりしていました。
色は紫~黒。
腫れは何もしらない人が見ても腫れてると気がつく位まだ腫れていましたが、
それでも今までよりはずっとすっきりしました。

二週間もたつと機嫌もよくなり、いつも通り元気よく笑顔でした。
母乳は2、3日くらいたつとよく飲むようになりました。
離乳食も2日後から再開できました。
二カ月たった今もおでこの膨らみはあり、かなりでっぱっています。
触ると以前は柔らかかったのが、今は硬いです。
そしてごつごつとデコボコしていて、少し紫色です。
ぱっと見は前髪で隠れていればわからない程度になり、人から気がつかれることもなくなりました。
これも時間はかかるかもしれないが、吸収されていくとの先生の言葉を信じています。
痛みもないようで、毎日元気に遊んでいます。

頭部外傷は本当に怖かったです。
赤ちゃんは特に、CTをとるのにも一苦労してしまうため、処置も遅れてしまいます。
頭を打ったかなと思ったら、早めの受診をお勧めしたいです。
意識が朦朧としていたら、頭を高くあげずに水平のままでいることが大切だと言われました。
髄液がおりてきてしまうからだそうです。

頭部外傷は自己判断が一番怖いそうです。
あわてず、自己判断せずに、まず受診。
そして日々の生活も一番に安全を考えて行動していきたいと思いました。

このまま後遺症もなく、完治してくれるのを祈っています。

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