幼児はロタウイルスに注意！便の色が白ければノロでなくロタ。

■病気が発覚した経緯
子供が４歳ぐらいの時に、激しく戻すようになり、水のような大量の便が出る下痢になりました。
何より驚いたのが便が白色だったことと、子供がぐったりとなってほとんど動かなくなってしまったことで、慌てて病院につれてていきました。
症状の説明と、通っている幼稚園でのウイルスの流行状況の話をし、そこで、ロタウイルスが疑われるということで、さらにイムノクロマト法とよばれる糞便検査を行いました。

検査後２０分ほどで結果が出まして、ロタウイルスと診断されました。

■治療の内容
ロタウイルスに対する抗ウイルス剤は販売されていません。
ですので、治療内容としては、脱水を防ぐために水分補給をきちんと行うことと、栄養補給をきちんと行うことと言われました。
ただし、子供が自分で水分補給が行えない場合は、脱水症状の危険があるので、病院にて点滴を行うといわれました。
下痢に関しては、下痢止めを使用すると完治が遅くなるので使用禁止とのことです。

幸いうちの子供は、二日目には自分で水分補給を行ってくれましたので、病院での点滴治療は行いませんでした。
三日目にはほぼ通常の食事をとれる状態まで回復しました。

下痢は一週間程度継続しますので、医師と相談ですが、一般的には下痢が収まるまでは幼稚園等は休ませた方がよいと思います。

■感染予防

大人は抵抗力があり、ロタウイルスも経験している場合が多いので、殆ど症状が出ないとのことです。
唾液や便などの排せつ物から感染しますので、特に幼い兄弟がいる場合などは要注意。
唾液や、排泄物から感染するので、衣類などに排泄物がついた場合には、家庭用塩素系漂白剤を薄めたもの（キャップ二杯に対して一リットル）に漬け置き消毒を行った後に、他の家族と分けて洗濯を行ってください。

他排泄物がかかった場所も同様に塩素系漂白剤を薄めたもので消毒を行ってください。

アルコール消毒はほとんど意味がないそうです。