十二指腸潰瘍で食欲減退、便の色が黒くなる等の症状。

７０代後半の父の事です。

日頃は、とても元気で畑仕事もこなし、遠方まで自転車で買い物に行くほどでした。

ところが、
「最近、疲れが翌日まで残るなぁ・・・」
と言い始め、食欲が減りました。季節の変わり目という事もあり最初は、風邪気味かと思っていました。

しかし、ある日、着替え途中に立ちくらみがするといい、実は、便の色が黒いと言い始めました。

家族でびっくりして急ぎ、病院に連れて行きました。病院では、日頃の元気な父とは一変して診察室に呼ばれても
とてもゆっくりしか歩けませんでした。
検査をしていただきすぐに十二指腸潰瘍と診断されました。また、かなりの貧血も起こしていました。

とても通院で治療できるような状態ではなかったので、すぐに入院し絶食して治療する事になりました。

入院治療できる事は、父にとっても家族にとっても近くにお医者さんや看護師さんがいらっしゃるという安心感がありほっとした事を覚えています。

数日の絶食後、重湯から食事が始まり少しずつ食事が摂れるようになってきました。

退院してからもやはりしばらくの間は体力がなく、なるべく疲れないような生活に気を配ってきましたが、少しずつ体力も回復して元の生活に戻れるようになってきました。

父の場合は、便の色もよく見ていた事がよかったように思います。