人生の半分以上を自律神経失調症と闘病中。心構えも大事。

発症したのは高校2年生の春です。急に胸が苦しくなり病院に行きましたが検査しても何も異常無し。その後も様々な症状が出てそのたびに病院に行き検査しましたが異常無しの繰り返し。
結局最終的に内科で判断されたのが自律神経失調症です。ただ当時は精神科というのがほとんど無く、また治療薬もほぼ無かったのでどうすることも出来ませんでした。

転機が訪れたのは大人になってからです。それまで何とかだましだまし持っていた体がついに限界を迎え、仕事に支障が出るようになりました。
そのため初めて精神科を受診し、改めて自律神経失調症と言われました。薬もその時に初めて処方されました。
以後、現在も通院中。薬服用中です。薬はなんだかんだで当初服用されたものから種類や量は増えていません。
効果があったのは鍼灸、鍼治療です。自律神経失調症に限らず自律神経が絡むものは鍼灸が得意とする分野です。
私も鍼灸に通い始めてから胃腸の調子が非常によくなり食欲が増し体重も増えました。体調が劇的に良くはなりませんが、逆に劇的に悪くなることも無くなりました。同じ病気で苦しんでいる方はぜひ一度鍼灸を試してみてください。ただしどの鍼灸を選ぶかは重要です。何度か通ってみて効果が無いと感じたら変更した方が良いです。精神科も同じです。薬をやたら変更したり大量に出したりする先生は危険です。薬よりも本人が自主的に治すことを促進してくれる先生を探しましょう。私の今の先生はそういう方針です。

私がこの病気になった原因を先生は真面目すぎる性格だと言いました。私にもその自覚は十分ありました。
ただそれを変えるのは当然簡単ではありません。同じ病気を持っている方に言いたいのは、とりあえず今日のことだけを考える事、そして何かあってもなんとかなるやと気軽に考える事、明日出来ることは明日に回す事、真面目を捨てるというのは簡単には出来ないのでまずはそういったところから始めてみてください。良い意味でヤケクソになるとこの病気は結構マシになります。人生の半分以上この病気と付き合っている私が言うのだから間違いありません。

感情を抑える必要もありません。泣きたい時は泣いて、怒りたい時は怒りましょう。言いたいこともハッキリと言う。我慢することがこの病気で一番してはいけないことです。逃げたい時は遠慮なく逃げましょう。逃げは卑怯ではありません。一時の休憩だと思えばいいのです。

薬を服用しているものの、正直薬だけで治るとは思っていません。やはり自分自身を変える必要があります。それには長い時間と努力が必要です。しかし私は必ず変えてみせます。そして必ず治してみせます。

最後に私の大好きな言葉を書きます。同じ病気の方々に少しでも励ましになれば良いと思います。
「明日は明日の風が吹く」
最後まで読んで頂きありがとうございました。