ある日突然腕が上がらなくなる。
息をするのも辛い、うめき声が出るほどの激痛。
周囲からは四十肩だから
治療方法はない、日にち薬しかない、と言われたものの
激痛に耐えかねて即、受診。
有無をいわせずレントゲンをとられると、
肩にはっきりと異物が映っており、石灰沈着性腱板炎の診断。
カルシウムが結晶化して
腱板や神経にさわって痛みが出る症状とのこと。
原因ははっきりせず、中高年の女性に好発するらしい。
ステロイド注射を打ってもらうと劇的に痛みはおさまる。
5日ほどあけて3回注射でほぼ痛みが消えた。
注射にはキシロカイン(麻酔薬)も入っているので、
基本的には注射の痛みはない。
激痛の患部に注射をされるのは怖ろしいが、
それで劇的に症状がおさまるので我慢する甲斐はある。
しかし、結晶が溶けてなくなったわけではないため、
2週間くらいでまた痛みが出て、2回注射。
検索したところ、ファモチジンが石灰沈着性腱板炎に有効とあり、
(ただし保険適用はされない)
ガスター10を薬局で購入し、朝晩1錠ずつ服用。
3週間ほど飲んでみた。
今は痛みもなく可動域も問題なし。
ガスターのおかげなのか、日にち薬なのか、
また痛くなるのかは不明。
四十肩だから治療法はない、と思いこまず
ステロイド注射を受ければ
とりあえず痛みはとれるので受診を勧めます。
ステロイド注射のおかげで花粉症が楽になるのは
嬉しい副作用だった。