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首の付け根のしこり。密かに進行していた甲状腺濾胞がんでした。

aki  (40歳代・女性) 2014年06月15日
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病気
甲状腺がん、甲状腺濾胞がん
病院
独立行政法人 国立病院機構 九州医療センター
関連
首が腫れる

首の付け根のあたりに、小さなたまごくらいの大きさのしこりのようなものができていました。
しかし、急に膨れ上がったわけではありません。さかのぼると、10代のころにも同じようなしこりができたことがありました。
その時も困惑はしましたが、なんとなく病院に行くのも怖いし、痛みもないし…と放置していたところ、知らないうちにほとんど目立たないくらいになくなっていたのです。
その時は中に水が溜まっていた、のう胞という状態だったようです。

そのまま数年が経ち、すっかり忘れていたのですが、2人目の子供を出産した後くらいからまた膨らみが気になるようになっていました。
ですが10年前の経験があるので、また自然に治癒するだろうと、放置状態にしていましたがさすがに目につくようになってきて、主人の後押しもあり、思い切って病院へ行ってみました。
最初に行った耳鼻科では、うちにはそれほど大きな腫瘍の治療をできるだけの設備がないから…という理由で、もっと大きな病院へ紹介状をもたされました。

次の病院では一応触診やエコーで診ていただきましたが、やはり専門医がいるところでもう一度しっかり診てもらったほうがいいと、またもや紹介状を持たされました。

そしてたどり着いたのが医療センターです。
こちらでも、触診・エコー・CT・細胞診を行い、おそらく悪性のものではないだろうという見立てでしたが、美容的にも手術で取り除いたほうがいいだろうということで手術になりました。
塊をとれば終わると思っていたのに、術後、病理検査の結果は甲状腺濾胞がんでした。

この病気は手術前に良性か悪性か見分けるのがとても困難らしく、それに加え珍しい部類だったようで、先生も驚かれていました。痛みも自覚症状もなく静かに進行していたようです。

結局、甲状腺は全摘。
その後2回のヨード治療という放射線治療で一応治療は終了しました。
今は定期検診とお薬をもらいに半年に1回ほどのペースで通っています。
甲状腺がんは、他のがんに比べると進行も遅く、予後もよいです。
今後も、転移などの心配はありますが、自分の生活を見直すいいきっかけになったと思います。

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