Caloo(カルー) - 片側顔面痙攣で思い悩んだ結果、ついに勇気の決断。手術で完治できました。 : 病気体験レポート
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片側顔面痙攣で思い悩んだ結果、ついに勇気の決断。手術で完治できました。

マキ  (40歳代・男性)

574views 2017年08月06日投稿 4votes 0comments
病気片側顔面痙攣
病院社会福祉法人 三井記念病院

4、5年前に、右の目のあたりがピクピクと勝手に動くようになり、最初は「疲労かな?」と気にしていませんでしたが、数年かけて、だんだんと目の周りから頬、口元と痙攣症状が広がっていきました。

調べる中で、これは「片側顔面痙攣」に違いないと。

脳幹にある顔面神経を、血管が圧迫していることから痙攣が発症する病気。
病気、というより障害といった方が近いかもしれません。
(まれに腫瘍が原因のことも)

大まかに、薬での治療、ボトックス注射、手術の3種類の治療方法がありますが、根治治療は手術のみ。薬は効かず、注射で症状を抑えるのも3、4カ月の期限付き。残念ながら気休めの範囲です。

日によって痙攣が出たり出なかったり。
寝不足の時や、緊張する時に現れるため、強いストレスを感じる日々。
良くなったり悪くなったりしながら、だんだんと悪化しました。

「いつか治るだろう」という希望的観測は、症状の悪化のたびに打ち砕かれました。そして、悩まないようにと考えることで逆に悩みは深まり、心が追い詰められました。

思い悩んだ結果、ついに「手術で治そう!」と勇気の決断。

職場近くのクリニックに足を運び検査を受けました。
MRIを通じての診断結果は、やはり片側顔面痙攣でした。

「絶対に治す!」と決意したものの、大きな治療だからこそ心から信頼できる執刀医にお任せしたい。とのことから、色々と情報を集めました。

すると、都内の三井記念病院に名医と評判の尼崎賢一医師がいるとのこと。
早速クリニックに紹介状を書いてもらい、診察を受けることができました。

医師からは、手術のリスクについて説明が。
確率は極めて低いものの、再発や合併症の可能性について話されました。

「絶対に大丈夫」という医者ほど信用できないと思います。
その点、包み隠さず治療の全貌について説明して下さり、かつ実績があり自信漲る医師の姿勢に「この人ならお願いできる」と確信。

医師からは、「手術を受けるのであれば、検査から執刀、術後のケアまで私がやります。安心してください」とのこと。

こうして10日間の入院と手術により、無事に完治することができました。
リスクだった後遺症等も、一切ありません。

恐怖だった人生初の手術も、終われば全身麻酔であっという間。
術後は3日ほど頭痛と吐き気が出るため、少々しんどかったですが、主治医と看護師さんの的確な対応で、乗り越えることができました。

何よりも、痙攣が消え去った喜びで、今は毎日とても楽しく生きています。

同じ症状に悩んでいる方もいらっしゃると思います。
手術はリスクを伴うので、全ての方に勧められるものではありません。

タイミングがきたと思った時に信頼できる医師に診てもらうこと。
そして、自分にあった治療法を相談してみてください。
手術についても前向きに検討して頂けたらと思っています。

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