祖父の脳梗塞。大きな病院が遠かったので治療に後悔が残りました。

祖父が3度目の脳梗塞になり、ICUに入りました。
ICUの看護師はとても優しく、その後のリハビリ病棟も半身麻痺になって表情もうまく作れず、声も出せなくなったのにきちんとした対応をして頂けました。
最初は脳に出来た血栓をコイルで治療するはずが誤嚥性肺炎になり、手術が長引いての脳梗塞だったのでもっと早くに大きな病院に連れていっていればと今でも悔やまれます。
かかりつけ医は大丈夫の一点張りでしたが、あと半年早く来ていれば手術をして、脳梗塞はおきなかっただろうと言う新しい主治医の言葉で高齢で歩くのが不自由だった祖父を担いででも連れていっていれば良かったなぁーと後悔しています。
祖父は長い間車に乗るのがおっくうだと言って歯医者ですらなかなか行かなかったのですが...。
結局は転院し、加湿酸素を使って２年半過ごせましたが4度目の脳梗塞をおこし全身麻痺。脳の画像はほぼ真っ白で、微かに目線でアイコンタクトが出来るの状態から半年して亡くなりました。転院先は地元の病院だったので祖母が毎日私の送迎で通えたので最期も看取ることが出来ました。それだけは良かったと思います。最期二年も見ていただけた主治医のおかげです。田舎にも積極的な治療は苦手だけど保存治療は得意な先生もいます。

ただ田舎に住むと、大きな病院まで遠いのと、かかりつけ医も結局は歳だからの一点張り。多くの患者さんをみないせいかかなりな上から目線の医者も多い気がします。気に入らなければ来なきゃいいけど、他に行く所あるのか？と言われたこともあります。だからいつも祖父をはじめ、他の人もよくお医者様に自分で作った野菜やお盆のお菓子の差し入れをしているのをよく見かけてました。

こういう事も重なり私は、たくさん色んな人を見ている都会の医者の方がクレーマーも多いのか丁寧な気がします。
何かがあってからは遅いのです。一年に１回。半年に１回でもいいので都会の大きな病院で検査してもらうことをオススメします。
(もちろん、田舎にもいい先生はいます。でも、腕がいいと都会に引き抜かれてしまう事が多々あります。)

高齢化社会と言われていますが、高齢者こそ物事の指針や道理を教えて下さる生きた辞書です。皆さん沢山の経験をしてきて今に繋がっているので沢山の人がいい病院に出会えて長生きできますように。