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変形性股関節症で手術

ありん  (50歳代・女性) 2014年05月10日
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病気
変形性股関節症

十数年前から、両股関節に違和感はあったものの、大したことではないと思い放置しておりました。
しかし、6年前から軽度の痛みを感じるようになり地元の整形外科を受診したところ、変形性股関節症が発覚し、まだ初期の段階ですが、今のうちに自骨手術で状態を良くすることで、進行を防ぐことができる…と言われましたが、当時踏み切れず、気にしながらも放置。1年後にまた痛みが強くなり手術、入院の決意をして大学病院に紹介状を書いていただき、そちらを受診しました。

紹介していただいた医師は、ネット検索で「股関節、名医」で名前の出る程の腕なのか、受診から手術日まで半年待ちくらいでした。
術前検査を受けてから1週間後に入院、初日に事前説明等があり、翌日は手術に備えて必要事項の確認、翌々日にいよいよ手術を行いました。
術式は「寛骨臼回転骨切術」と言い、簡単に説明すると、大腿骨頭を覆ってるいわゆる「屋根」部分を自骨で補う。といった方法でした。

手術時間、約2時間と言われましたが、さすが名医と呼ばれる執刀医、2時間未満で終了したそうです。

術後、丸3日寝たきり状態で、これがかなり苦痛でしたが、いざ動かしてみよう…となった時、これまたかなりの激痛で雄叫び挙げる程でした(笑)当時看護師さんに言われたのが、「骨折した状態を固定なしで動かすんだから酷よねー」…なるほど…と思いました。


その痛みも時が過ぎれば段々楽になり、リハビリも順調に進み、3週間頃から徐々に松葉杖を使って歩行訓練、うまくいけば入院から6週間ほどで退院し、日常生活に戻れます。当面の課題は術後落ちた筋力の強化ですが、これは何年経っても課題のままのような気がします。

退院後は1ヶ月後の受診で、松葉杖が片側のみになるか判断されます。徐々に加重制限が和らいで行き、次は3ヶ月後に普通の杖になり、術後半年経過くらいで普通歩行が可能….が理想ですが、なかなかうまく歩けず、そこは苦労しました。

現在5年経過してますが、年1回の定期検診は永遠に続きます。
関節の病気は完治という言葉が当てはまらないので、今後の経過次第ということになります。

今のところ、痛みがゼロではありませんが、手術前に比べて楽にはなったことは良かったです。やはり、体力と筋力の低下と回復にはかなりの努力が必要かと実感しつつあります。

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