中学1年生でとびひを経験。潰れると膿がでやすく、柔らかいイボが特徴です。

中学1年生の夏でした。ある日突然、右手首のちょうど関節の部分に、3つくらい小さなイボのようなものができていました。触ってみると、少し指で圧をかけただけで皮が剥がれ、中から黄色っぽい液がでてきました。なんだろう？と不思議に思いつつも、初めは痛くも痒くもないので放っておいたのですが、日に日にイボが大きくなったり数が増えたりしていきました。

次第に痒みも増していき、直接イボを掻かなくても、何かの拍子に服などで皮膚が擦れるだけでイボが潰れ、液(組織液)がたくさん出るようになりました。そのうち範囲も肘の方まで広がっていき、肘を曲げ伸ばししただけでイボが大量に潰れ、その度に人が腐ったような臭いがするようになりました。じっとしていても常にチクチクと皮膚を刺すような気持ち悪さと痛痒さがあり、本当に辛かったのを覚えています。

皮膚科に行くと、黄色ブドウ球菌による｢とびひ｣というもので、イボが潰れた時に出てくる組織液が皮膚の他の部位に着くと、そこから更に広がっていくものだとのことでした。薬を処方してもらい、その後2週間ほどで完治しましたが、感染する可能性があるから、と部活に出ることもできず、本当に辛かったです。

とびひは、ふと皮膚に違和感を感じてからあっという間に広がっていきます。柔らかいイボができ、擦ってすぐ潰れたり組織液が出たりするようなら、すぐに皮膚科の受診をお勧めします。