夫婦ともに外せない急用ができ、周りに面倒をみられる親族もいないため、1歳の娘を区の夜間預かり施設に1晩預けたところ、そちらでウイルスをもらったようで2日後の昼過ぎに発熱しました。
はじめはただの風邪かと思っていましたが、いままでにないぐらいの高い体温(38度)で、鼻水もとまらず水分もあまりとりたがりません。熱を下げようと脇の下とおでこと首にアイスノンや冷やしたタオルを挟んでみても、すぐに暖かくなってしまい熱が下がりません。
夕方になると熱はどんどん高くなり40度になりました。
以前小児科でもらっていた解熱の座薬を入れても、すぐには熱は下がりません。
小児科ももうやっていない時間でしたが心配で、東京消防庁の救急相談センター#7119へ相談。
「熱が下がらないようだったら夜間病院を受診を。痙攣したら救急車を」との話を聞き電話を切った直後、娘が痙攣し始めました。
泡を吹き、目はあちこちを向いて唇はみるみる紫色になっていきます。
「痙攣したら開始と終わりの時間を計る」と事前に知っていたので、その様子を確認しながら時計をみつつ、同時に119番にかけました。
上記の様子を話し痙攣時間は1分程度と話すと、すぐに救急車が自宅まで来てくれました。
救急車内で搬送先を探しますがどこもいっぱいで決まりません。
かかりつけの病院にもあっさり断られました。
4件目に連絡した2駅ぐらい離れた総合病院に搬送されました。
夜間救急は初めてでしたが酔っ払いやホームレスなど様々な方がいました。
「赤ちゃんだから早く診ましょう」とすぐ診察してもらったところ、ヘルパンギーナの診断でした。
熱ばかりに気を取られて、ヘルパンギーナの症状の特徴である複数の口内炎に気づくことができませんでした。喉や口腔内に口内炎ができていたので、痛くて水分を取りたがらなかったんですね。
すぐに痙攣止めの座薬を入れてもらい、「帰ってもいいよ」と医師に言われましたがさっき泡を吹いた娘をみて動揺していたので、また痙攣しないか心配と伝えると「じゃあ一晩入院する?」とすぐにベッドを作ってもらえました。
その後一晩入院し次の日退院。熱はすっかり下がり良くなりました。
あとから痙攣や発熱で脳炎になることもあったと知り、怖くなりました。
痙攣も発熱もいつ起こるかわからないので、小さいお子さんをお持ちの方はいざという時のために対処方法や父親母親の痙攣の既往等、あらかじめわかっていた方が安心だと思います。