診療案内
アンチエイジング外来(モナリザタッチ・美容注射)
【モナリザタッチ】
更年期前後や産後の女性の方で、腟のかゆみや乾燥、尿もれ、性交痛などの症状でお悩みの方におすすめされる治療が、炭酸ガスフラクショナルレーザーを用いた腟のアンチエイジングである「モナリザタッチ」です。
・腟に不快な感覚を感じることがある方
・腟や外陰部の乾燥が気になる方
・おりものの匂いが気になる方
・外陰部にかゆみや灼熱感がある方
・性交痛がつらい方
・排尿障害・尿もれを改善したい方
・腟、外陰部のしわ・たるみが気になる方
このようなお悩みがある方は、モナリザタッチを行うことにより症状が和らぎ、快適な成果を送れるようになる可能性があります。
◆モナリザタッチの特徴
○炭酸ガスフラクショナルレーザーを使用
モナリザタッチには、顔のリフトアップやたるみ改善に用いられる「炭酸ガスフラクショナルレーザー」を使用します。
炭酸ガスフラクショナルレーザーを腟・外陰部の粘膜から皮膚にかけて照射し、粘膜の線維芽細胞を活性化させることで、新生コラーゲンを生成します。
老化により薄くなって弾力を失った腟粘膜に対して、炭酸ガスフラクショナルレーザーで刺激を与えることで、ふっくらと厚みがあり、ひだのある腟に若返りをはかります。
○腟内は無麻酔で痛みや出血がほとんどない
腟内は痛みを感じることがなく、外陰部に対しては経皮麻酔クリームを使用するため、施術における痛みや出血はほとんどありません。
まれに軽微な下腹部痛や微量の出血が起こることがありますが、麻酔が苦手な方でも安心して受けることができる治療です。
○ダウンタイムや施術後の制限がほとんどない
モナリザタッチは、「施術後3日間の性交を避ける」「施術当日の入浴を避ける」こと以外、日常生活における制限がほとんどありません。
ダウンタイムもなく、施術後はすぐに帰宅していただけるため、育児・家事・お仕事などに支障を与えることもありません。
【プラセンタ注射】
当院ではプラセンタ注射を保険診療および自費診療で行っております。
当院で使用しているプラセンタの注射剤はメルスモンです。
これは人の胎盤から作られた国産の医薬品です。
注射剤は、口から摂取する錠剤などと違い消化・分解の影響を受けないため、プラセンタの効果を得るために効率的と考えられます。
妊娠相談(妊活)・不妊治療
◆プレコンセプションケア(妊娠前に受けておきたい検査や健康習慣)
・避妊や妊娠に関する知識と、これらについて相談する相手(医師など)を得ておくこと
・子宮頸がん検診、子宮と卵巣の超音波検査、性感染症検査(性交経験がないときには、超音波検査のみ)
・乳房超音波検査
・貧血、肝機能、腎機能、脂質異常や糖尿病の検査、診断図、胸部写真
・甲状腺機能、抗核抗体など自己免疫疾患の検査
◆当院の妊娠相談、不妊治療の特徴
不妊治療は一般不妊治療を行います。
・基礎体温表チェック
・ホルモン検査
・卵巣の予備能を知る抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査
・ヨード造影剤を使用しない超音波子宮卵管撮影検査
・超音波による卵胞径計測を元に行うタイミング治療
・人工授精
までを行い、1年以内の妊娠成立を目指します。
体外受精を要する場合やご希望される場合には高度不妊治療施設をご紹介いたします。
◆不妊の検査
〇内診・経腟超音波検査
〇卵管疎通性検査
〇ホルモンの検査
〇性交後検査(Huhnerテスト)
〇精液検査
◆不妊症の治療
原因が特定できた場合には、それぞれの原因に応じた治療を行います。
◆排卵障害
排卵誘発法を行いながら、タイミング法や人工授精などを行います。
◆卵管が狭い、詰まっている
両側の卵管が詰まっている場合には、高度不妊治療施設をご紹介します。
◆子宮内膜症
病変の状況、サイズによっては手術療法を行ってからタイミング法や人工授精、体外受精を行うか、ご年齢によってはすぐに高度不妊治療施設をご紹介します。
◆乏精子症、無精子症
男性側の治療を行ったり、比較的精子数を認める場合には人工授精を行います。
◆射精障害
人工授精をご提案します。
◆原因不明の場合
排卵と受精を補助する治療を行います。
タイミング法→排卵誘発法→人工授精のように、数周期で妊娠しない場合にはステップアップさせていきます。
これはあくまで基本的な流れであり、お二人の年齢やライフスタイル、ご希望に合わせた形でアレンジをします。
気になることやご希望がありましたら気兼ねなくお伝え下さい。
産科
生理がくる予定の日から1週間経っても生理がこない、微熱や胸の張り、食欲がわかないなどの不調が長引く場合は、ドラッグストアなどで販売されている妊娠検査薬を使用し、妊娠の有無を確認してください。
妊娠検査薬で陽性であることが確認されたら、早めに産婦人科のクリニックを受診しましょう。
産婦人科では、超音波検査や内診などで妊娠を確認します。この診察により、正常妊娠か異常妊娠かを診断します。
異常妊娠の可能性もあるため、妊娠検査薬で陽性反応が出た際には、早めに産婦人科を受診することをおすすめします。
◆受診の目安
・1日10回以上吐いてしまう。
・水分がとれず、飲んでもすぐに吐いてしまう。
・排尿の回数が1日3回以下である。
*点滴希望の方は、2時間ほどかかりますので、午前の早い時間のご予約をお願いいたします。
ピル・ミレーナ
◆低用量ピル(OC)
月経・排卵の周期をコントロールしている女性ホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)が含まれたホルモン剤のことで、毎日1回同じ時間に服用し続けることにより避妊の効果を得られます。
もともとは排卵を抑えて避妊することを目的に作られた薬ですが、月経周期が一定になるためスケジュールが立てやすくなったり、高い避妊効果だけでなく女性にとっていくつかの良い作用があります。
〇高い避妊効果
排卵を抑えることで得られる避妊効果は、正しく服用すれば約99.7%と報告されています。
〇生理痛やPMSの改善
生理痛、月経不順、過多月経、月経前の不快症状(PMS)、肌荒れなど女性ホルモンの変動によって引き起こされる不調を改善する効果が得られます。
〇疾患の予防
卵巣がんや子宮体がん、大腸がんのリスクを低減することが分かっています。
◆緊急避妊(アフターピル)
性交渉から72時間以内にレボノルゲストレルという黄体ホルモン剤を1回だけ内服する方法が主流です。
この薬は吐き気などの副作用が少なく、妊娠を回避する効果が高いのが特徴です。心配な時は、迷わず早めに受診をしてください。
予約は不要です。また、院内処方いたしますので、周りの目を気にせず薬をうけとることができます。
◆月経移動
月経移動は、大事なイベントと生理が重なってしまいそうなときに、ピルを内服することで生理のタイミングをずらす方法です。
1日1回ピルを1~2週間内服することで、生理日を変更します。
月経移動には生理を早める方法と、遅らせる方法があります。
〇当院で対象となる患者様について
対象は基本的に中学生以上の方となります。
中学生でも初経からまだあまり年月が経っていない場合は、コントロールが難しい場合があります。
受験に向けて月経移動を行う場合、少なくとも受験の3ヶ月前くらいにはご相談ください。
◆ミレーナ(子宮内避妊具)
ミレーナとは、黄体ホルモンであるレボノルゲストレルを子宮の中に持続的に放出する子宮内システム(IUS)です。
ミレーナの避妊効果は5年間継続します。
生理痛が重い・生理の量が多いなどの月経に関連した症状改善にも有効性が認められています。
ピルが服用できない方でもミレーナによる治療が可能なケースも多く、飲み忘れなどの心配がないことも大きなメリットです。
〇ミレーナをおすすめしたい方
・避妊を希望する(自費)
・生理痛が重い
・生理の量が多い
・子宮腺筋症
・単純型の子宮内膜増殖症
・40歳以上・喫煙者・血栓リスクが高いなどの理由によりピルの服用ができない
婦人科
◆不正性器出血
心配のない不正性器出血もありますが、中には重大な病気が原因となっているケースも存在します。
また、調べてみると実は尿道や肛門から出血していた、ということもあります。検査でしか分からないことが多くありますので、自己判断をせずにお気軽に当クリニックまでご相談ください。
◆子宮筋腫
内診と超音波検査で診断します。
治療法には薬物療法と手術療法などがあります。
閉経後には筋腫を大きくする原因となるエストロゲン分泌量が低下するため、筋腫のサイズが小さくなり、それによって症状がなくなる可能性もあります。
◆子宮内膜症・子宮腺筋症
子宮内膜症は腹腔鏡検査や開腹手術で直接病巣を見て診断しますが、確定診断は手術や検査で採取した組織を顕微鏡で観察して行います。
薬による治療と手術による治療があり、症状の種類や重症度、年齢、妊娠の希望などから総合的に判断して最適な治療法を選択していきます。
◆月経困難症・月経前不快気分障害
症状を詳細に確認した上で、内診や超音波検査、血液検査、クラミジア抗原検査などを行い、器質性月経困難症が除外された場合には機能性月経困難症と診断します。
治療は、原因となる疾患が無いかどうかを確認し、疾患の症状として起こっている場合には疾患の治療を行います。
ホルモン分泌異常による機能性月経困難症の場合には、下記の治療法から症状や状態に合わせたものを行います。
・鎮痛薬
・治療用ピル
・ミレーナ、漢方薬など
◆おりものの異常
おりものの異常には量が多い、色や臭いがいつもと違う、血が混じっているなどがあります。
正常でも生理周期によるホルモン分泌量の変化でこうした状態を起こすことがありますが、それほど目立つ異常ではなくても深刻な病気が原因となっていることもあります。
◆性感染症(性病検査)
クラミジア、淋病、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、梅毒、HIV感染症などがあります。
パートナーも含めてしっかり治療を受けて完治させないと繰り返し感染してしまうことも珍しくありません。「もしかしたら」と感じたら、すぐにいらしてください。
◆更年期障害
ホルモン補充、漢方、それぞれの症状にあわせた薬物療法、エクエル(エクオール)、サプリメントなどの多くの選択肢があります。
症状やご自身のライフスタイルに応じて治療を行います。
◆子宮がん検診・レディースドック
・子宮がん検診
・卵巣チェック
・子宮がん精密検査(保険診療)
・レディースドック
日帰り手術
◆中絶手術
当院では妊娠11週までの初期の中絶手術に対応しております。
合併症や感染症等がある場合には、対応ができない場合もございます。
手術に際してはご自身の同意はもちろんのこと、パートナーの方の同意とサインが必要となります。
未成年の方は、保護者の同意とサインも必要となります。
当院では安全で、その後に悪影響を残さない手術を目指しています。
導入している手動真空吸引法は、完全に使い捨ての柔らかいプラスチック製の器具を主に用いるため、子宮内膜へのダメージを最小限に抑えた手術を清潔に行うことができます。
また、通常は事前に子宮の出口を広げる処置が不要であるため、病院にいる時間が少なく、広げるために痛い思いをしなくてすむメリットもあります。
◆流産手術
手術をしなくても妊娠組織は自然に排出されることが多いですが、いつ排出されるかは予測できません。
緊急性を要する腹痛や出血が起こる可能性があること、いつ排出するか不安に過ごさなくてはならないことを考えると、手術によって妊娠組織を除去することをおすすめしています。
妊娠11週までは、日帰りで手術を行います。
妊娠12週以降に子宮内胎児死亡となった場合には入院を伴う処置となりますので、入院設備のある施設をご紹介しております。
◆子宮頸部レーザー蒸散術
当院では子宮頸部異形成(子宮頸がんの前がん状態)に対して、CO2レーザーを用いた子宮頸部蒸散術(子宮頸部異形成上皮レーザー照射治療)を行っています。
子宮頸がんまで進んでいることが疑われる状態でなければ、子宮頸部蒸散術で十分治癒する可能性があります。
CO2レーザーを病変部に照射して焼いてしまう治療ですので、円錐切除術と違い子宮頸管が短縮せず、早産リスクなど妊娠に影響を及ぼす報告がありません。
約20分程度の手術となり、日帰り手術が可能です。
◆バルトリン腺のう胞レーザー開窓術
バルトリン腺は腟の入口の左右に1つずつあり、性交時の潤滑油になるような粘液を分泌します。
バルトリン腺のう胞は、バルトリン腺の出口が炎症や損傷によって閉塞したために内部に粘液が溜まってのう胞となったものですが、感染を起こしておらず、痛みもない状態です。
感染を起こすとバルトリン腺膿瘍となり、炎症が起きて腫れや痛みを起こします。
治療は切開や吸引で中に溜まった粘液を排出します。炎症を起こしたバルトリン腺膿瘍ではさらに抗生剤を用います。
CO2レーザーを用いた開窓術を行うことで、局所麻酔で短時間に行うことができ、再発率も低くすることができます。
オンライン診療
患者さんはご自宅にいながら医師の診察を受けることができます。
通院や院内での待ち時間が不要になる等、さまざまなメリットがあります。ただし、医療の安全性・正確性の観点からオンライン診療が可能な疾患(受診目的)は限定されています。
内容をご理解いただき、オンライン診療をご活用ください。
◆当院のオンライン診療の特徴
当院は厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を遵守してオンライン診療を実施しています。安心してご利用ください。
〇WEB問診で症状を伝えられる
当院ではWEB問診を導入しています。
紙の問診票の受け渡しができないオンライン診療でも、診察前に受診の目的・症状をWEB問診に入力していただき、事前に医師が内容を確認してから診察をスタートします。
〇アプリのダウンロード不要
当院のオンライン診療システムは、利用時、ご自身スマートフォンに専用のアプリをダウンロードする必要がありません。
当院からのメールでご案内するURLをクリックすると、ビデオ通話を開始できます。
◆当院でのオンライン診療対象
すべての診察をオンライン診療で対応できるわけではありません。
症状や目的に応じて対応可否が異なります。
・自費のピル処方希望の方
・検査結果説明の方
・その他医師が次回以降の通院はオンライン診療で対応可能と判断した方
オンライン診療の対象でも必要に応じて来院をお願いする場合がございます。あらかじめご了承ください。
すべての診療科目・専門外来・専門医
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