守田耳鼻咽喉科大阪駅前耳管クリニック の口コミ・評判

ここで初めて耳管開放症の診断がつき、私の耳鼻科ジプシー人生は終わりました。

中耳や鼓膜のトラブルは子供の頃からの付き合いで
色んな耳鼻科を受診してきましたが、
初診時の問診票を見てビックリしました。

「私が今まで耳鼻科で訴えたかった事の大半が、問診票に書かれている…！」

耳管専門で著名な院長だという事は、事前にネットで知っていましたが
問診票を一問書き進める度に「そうそう、こういう状態なんです」と
今までたくさんの耳鼻科医に口頭で伝えても、うまく伝わらなかった事が
驚くほど網羅されていました。

初診はとても丁寧で時間をかけた診察と検査を受けました。

驚いたのが聴力検査です。
「実は、私は耳の聞こえ方が2通りあって、鼓膜を動かす事で調節しているんです」
耳管に異常のない人は「何を言ってるんだ、こいつ」と思われるかもしれませんし
実際に過去にかかった耳鼻科の聴力検査でも
「じゃあ聞こえがいいほうで」とさらっと受け流されていたのですが
こちらでは「2通りの聞こえ方の状態それぞれで聴力検査します」となり
耳管が開いた状態（よく聞こえるけど、自分の声も響いてうるさい）
普段意図して作っている状態（鼻をすすり鼓膜を意識的に閉じて聞こえ方を調整している）
両方を根気よく検査してくれました。

1ヶ月後の再診では、真珠腫ができていないかの確認でCT検査も受けました。
また、再度の聴力や鼓膜の動きを確認する検査も受けました。
この時点で、私の耳管の状態をきちんと把握してくださったように思います。

私の日常生活パターンや趣味などを加味して、
手術は最終手段にして、当分は服薬でこれ以上悪化させない事と、
定期的に真珠腫の兆候がないかを確認するという治療方針で進めています。

交通アクセスも良く、院内も洗練されていてとてもキレイ。
検査機器も充実していて、より詳しく調べてもらえるし
薬局は同じビルの1階にあって、一般的な耳鼻科診療を受けるにも便利です。
耳管の調子に関係なく、花粉症などのアレルギーが出た時や、風邪を引いた時も
その都度きちんと診察＆説明してくださるので、私には心強い存在です。

あまり饒舌でもなく、すごく生真面目なお医者さんって感じですが、
診察を重ねる毎に、少しでも患者の気持ちに寄り添おうという
先生なりの気遣いが感じられます。

私は医師には愛想より、的確な診断と技術を求めるほうなので
寡黙な医師でも全く気にしませんが
初診の時は、事前に気になる症状や聞きたい事をまとめたメモを持って行くといいかもしれません。