病院口コミ検索カルー - 診療案内(体外受精(IVF)・不妊治療・がん生殖医療 他): 藤沢IVF(アイブイエフ)クリニック (藤沢市)
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藤沢IVF(アイブイエフ)クリニック
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体外受精(IVF)

体外受精は、現代の生殖医療におけるメイン・ストリームとなる治療法です。
体外に射出された精子と手術により採取した卵子を、培養液内で受精させ、発生した受精卵(胚)を子宮内に移植することを基本技術とします。

IVFでは不妊症のカップルのための治療の一環として、さまざまな原因・事例に対して実施されます。
また近年では、必ずしも“不妊症”とは限らない方に対する実施も増えつつあります。

◆体外受精の対象となる方
近年は女性側の年齢に関連する不妊症の事例や、原因が1つではないカップルに対する実施が増えつつあります。
以下はIVFの対象となる疾患・事例です。

・お子さんが欲しいと願うカップルのためのIVF
・男性側に原因する不妊症(男性不妊症)
・性交障害の事例
・原因不妊症(女性側の年齢の上昇を背景にしていることが多い)
・不妊症ではないカップルにも提供されるIVF
・がん患者様のための妊孕能温存を目的とするIVF
・社会的適応によるIVF

◆当院の体外受精の特徴: KISS IVF
IVFは、従来からホルモン剤(注射薬)の投与により「より多くの卵子を獲得する」ことを成功の要素としてきました。

近年わが国では注射薬を使用しない “自然周期” 採卵に基づくIVFを好むクリニックが増え続けています。

本来ならの採取可能なはずの卵子数を敢えて損なっても「より自然な方法こそが、生物の繁殖に最適となる」と考える立場や 「人工的な介入には副作用やリスクが増大する」ことを懸念するもの、あるいは何かのスピリチュアルな信条から受け入れられていますが、果たして本当に近道でしょうか?

現時点での議論に結論はありませんが、単純に採れる卵子の数が増えれば、母親になれる女性が増えることには異論はなさそうです。

Keep it simple and safe(KISS)の原則に基づき「無駄をそぎ落とし 合併症は増やさない」安全で個別化されたIVFを提案します。

不妊治療

◆不妊の診断
〇女性側の検査
・内診、経膣超音波検査
・子宮卵管造影検査
・ホルモンの検査
・性交後試験

〇男性側の検査(精液検査)
・乏精子症
・無精子症
・勃起障害、射精障害

◆不妊の治療方法
原因に応じて, 負担の少ない方法から不妊治療を開始します。
一定期間治療しても妊娠しない場合は, 次のように順を追ってステップアップして行われることがほとんどです。
夫婦の年齢や諸条件によってそのタイミングは異なります。

〇第1段階:一般不妊治療
・タイミング法
・人工授精

〇第2段階:高度生殖医療(ART:Assisted Reproductive Technology)
卵巣から卵子を取り出し(採卵)、体外で精子と受精させて数日後に受精卵を子宮に戻します(胚移植)。

・体外受精
・顕微授精

がん生殖医療

がん生殖医療は、がん治療によって生殖能力に影響が及ぶ可能性のある患者様に対する医療です。

がん治療、特に放射線療法や化学療法などの影響で精子形成や排卵のメカニズムにネガティブな影響を及ぼすことがあります。
がん生殖医療は、このようながん患者様が将来的に子どもをもつ機会を保つための方法を提供します。

当院では、精子凍結と卵子凍結および胚凍結の選択肢を提案しております。
今尚、実用のレベルにあるとは言えない卵巣組織凍結については、その他の実施認証施設での診療を推奨いたします。

◆精子凍結
精子凍結とは男性から採取された精子を凍結保存する手法で、将来の妊娠の可能性を残すことが可能となります。
一部の抗がん剤の造精機能に対する影響は、可逆的 (時間が経てば回復するもの)ではありますが、その機能の回復は年単位の時間を要します。

この手法は、骨腫瘍などが発生しやすい中学生期以降の少年期の男性などを中心に実施が増えています。

◆卵子凍結
卵子凍結とは、女性の卵巣内にある卵胞から卵子細胞を卵胞液ごと吸引し、液体窒素内で凍結保存する技術です。
これは何らかの理由により、すぐには妊娠することができない女性にとっての有益な選択肢となります。

◆胚(受精卵)凍結
胚 (受精卵)凍結とは、IVFの過程で発生する胚 (受精卵)を凍結保存する手法です。

現代のIVFでは、受精後に胚を凍結することは安全性や、より良い臨床成績を目指す観点からも望ましいデフォルトの選択肢と考えられています。

この技術は、特にがんの患者様においては抗がん剤治療などに先立って通常のIVFと同様のステップを踏むことにより受精卵を獲得し、辛いがん診療を終えて、晴れて“妊活”治療に戻られた際に以前に保存しておいた胚を用いることにより速やかな妊娠・出産を目指す事が可能となります。

卵子凍結

卵子凍結は、通常のIVFのプロセスと同様に卵子細胞採取し、ごく低温で凍結保存する技術です。
本来なら毎月1つしか成熟・排卵しない卵巣を、排卵誘発剤を用いる事により複数成熟させ採取することが可能となります。

この卵子を将来パートナーの精子と共にIVFの診療に供することにより望んだタイミングで妊活を再開出来ます。

社会的適応による卵子凍結は、特に妊娠するには最適な年齢層における女性で現時点ではパートナーがいない方・不確定な方や、キャリア形成を優先するために結婚や妊娠・出産を後ろにずらしたいと思っている女性を中心に広まりを見せています。

年齢が上がると、卵子の質や数が低下します。
したがって妊娠・出産を叶えるためには、年齢が上昇する前に卵子を凍結保存することが現実的な選択肢になりつつあります。

卵子凍結は、いつかは子どもが欲しいと思っている人、あるいは、子どもが今後欲しいと思った時点では年齢による変化が強く出現してしまっていることを不安視する方の焦りを解消し、その後さらに仕事に積極的に関わられる効果が規定されます。

◆卵子凍結を検討される方へ(事前に知ってほしいこと)
〇事前のカウンセリング
卵子凍結を検討する前に医師と十分なカウンセリングを行います。
あなたの健康状態や個々の状況を確認し、卵子凍結が適切な選択肢であるかどうかを一緒に確認します。

〇費用と保険
卵子凍結には比較的高額な費用がかかります。
一般的には保険が適用されることはなく各種の助成金制度が整備されつつあります。
費用の負担と利用可能な助成金制度について明確に理解しておく必要があります。

〇凍結した卵子の品質と成功率
卵子の凍結と融解のプロセスは卵子の品質や引き続くIVFの成功率に影響を与えます。

現在この分野の細胞凍結技術の進歩は目覚ましいものがありますが、「採取した卵子あたりの成功率はどの程度なのか?」「 現実的に自分の場合は卵子をいくつ程度凍結することを目標とすべきなのか?」これらは今尚改良が続く技術の進歩によって、日々更新される情報です。

現在のベストプラクティスについてクリニックにお話を聞きにご来訪ください。

卵管鏡下卵管形成術(自然妊娠のための日帰り手術)

◆卵管鏡下卵管形成術を受けていただく対象となる方の状態
・卵管に閉塞、狭窄を指摘されている方
・卵管の内腔の異常

◆卵管鏡下卵管形成術のメリット
〇自然妊娠の可能性を高める
卵管の閉塞や狭窄を解消することで、精子および卵子を受精の場所まで導き、受精後の胚が子宮内に到達する可能性を高め自然妊娠の可能性がが向上します。

〇術後の痛みが少なく回復期間が短い
この手術はごく細径の内視鏡 (卵管鏡)とバルーン・カテーテルを使用するため、閉塞部位の愛護的な操作が可能となり、手術中・後の痛みが少なく回復期間もごく短いものです。

静脈麻酔下に実施するため、多くの患者様は子宮卵管造影検査よりも楽だったという感想をお持ちです。

◆卵管鏡下卵管形成術のデメリット
この手術は、非常に我が国固有のユニークな治療であり、保険収載されこそいるものの確立された当たり前の医療と呼ぶには今尚データの集積が必要です。

卵管鏡下卵管形成術実施後の妊娠・出産の成績の比較や術後の卵管閉塞の再発のリスクを調べる大きな規模の臨床研究の実施が望まれます。

◆卵管鏡下卵管形成術の費用
卵管鏡下卵管形成術は保険収載されています。
かつ、高額医療の申請をいただくことで収入に応じた医療費をご負担いただくことが可能です。

近年IVFは条件付きで保険診療となりましたが、これは必ずしも安価であるとは限りません。高額なIVFの実施を躊躇している若いカップルにとっては、強力なツールとなる可能性があります。

また、自費での診療を余儀なくされる方もいらっしゃいます。
自費診療下のIVFが選択肢とならない卵管性不妊のカップルを中止に、卵管鏡下卵管形成術の実施を希望する事例が増えております。

着床前遺伝子検査

着床前遺伝子診断(Preimplantation Genetic Testing, PGT)は、胚(受精卵)のもつ遺伝子・染色体の状態を調べる技術です。

◆着床前遺伝子検査を行う目的
〇重篤な遺伝病を対象とするPGT
ご家族中に重い遺伝病の患者様を持つ方々で、子どもに自らの遺伝子異常・染色体異常を引き継がせる可能性があるカップルに対して実施されるPGTです (PGT for monogenic/single gene defects: PGT-Mと呼ばれます)。

体外受精の技術により当該カップルに由来する胚 (受精卵)を発生させ、そのうちのごく少ない細胞の一部を用いて遺伝子検査を実施します。

これにより遺伝子変異を持つ胚・もたない胚を識別し、生まれてくる子どもの遺伝病を予防することを可能とする技術です。

〇流産を予防するためのPGT
流産を繰り返す「不育症」の事例では、この転座等の染色体構造異常を原因とするカップルがおよそ2-5%に認められます。この際の構造異常には、染色体均衡型相互転座やロバートソン転座が含まれます。

均衡型転座を原因として不均衡型転座をもつ胚が発生することがあり、その多くは妊娠のごく初期に流産に至ります。この通常のカップルに比較して流産リスクが高いカップルに提案される染色体診断のためのPGTが、PGT-SRです。

新たな技術の有用性とその安全性の検証には、その問題に直面するカップルの協力の上でのみ成り立つ臨床研究の実施が必要不可欠です。
臨床研究の実施により、きめ細かいデータ管理や安全性に関するモニタリングを通じて、 患者様には良質な医療を提供出来る可能性が生まれます。

自分自身がこの技術によりメリットが得られる可能性があるのかが分からない方は、一度当院にご来訪ください。

〇体外受精の成績の向上を目的とするPGT
正常と診断された胚を移植しながらも期待された結果が得られなかったことに関しては、検査時による胚発育へのネガティブな影響や解析結果が正確ではないこと等が原因として考えられています。

いずれにしても、現時点でPGT-Aが今後の「当たり前のIVF」となるとみなすだけの十分な根拠はなく、臨床研究としての実施を除いては厳に慎むべきであり、研究への参加に先立ち十分なカウンセリングの実践が望まれる状況にあります。

生殖遺伝カウンセリング

生殖遺伝カウンセリングとは、健康な子どもを授かりたいと願うカップルに対して利用可能な選択肢に関する情報を提示し、その意思決定を最大限に支援する医療です。

① 家族歴の分析と遺伝的リスクの算出・推定
② 現代に利用可能な遺伝学的検査に関する情報提供とその実施
③ 結果の解釈とカップルの意思決定の支援

◆生殖遺伝カウンセリングのメリット
〇生殖に関わる基本的人権=リプロダクティブヘルス/ライツ
「子どもをもつか? もつならいつか? 何人欲しいか?」ということは個人が自由に決めて良いとする生殖に関わる基本的人権のことです。

自らの遺伝的状態と次回妊娠における罹患児の妊娠の可能性について理解を深めることによりはじめて、リプロダクティブヘルスを達成される方がいます。

〇情報提供
正確な情報を提供することにより漠然とした不安や混乱を軽減し、自身が本当に願う選択肢の決定をサポートします。

〇早期介入
遺伝的リスクを早期に特定することが、必要に応じて出生後の赤ちゃんの早期治療に結びつく効果もあります。

分娩時や出生後の最適な環境を整えることが出来ることこそ、生殖遺伝カウンセリングが全てのカップルが知っておくべき医療である理由になっています。

〇選択肢の確立
具体的な選択肢には、各種の出生前検査や着床前遺伝学的検査 (PGT)等の技術が知られています。わが国においては、この広い意味での「出生前検査」の実施には、 欧米に比して大きな制限があります。

ただし、この遺伝カウンセリングがあくまでもご来訪なさるカップルの支援を目的としている限り、さらに多くのカップルに必要な医療が提供される機会が必要であるはずです。

◆生殖遺伝カウンセリングのデメリット
〇心理的負担
検査をうけることで遺伝的リスクや疾患に関する情報を受け入れることが難しく、不安やストレスが増大する可能性があります。

〇経済的負担
遺伝子検査や治療には費用がかかる場合があり、 選択肢の中にはわが国での実施が容易ではないが多いのも現実です。
経済的にも実現可能な選択のサポートをすることも、生殖遺伝カウンセリングの果たす役割と言えます。

生殖遺伝カウンセリングは, 個々の状況や価値観によってメリットとデメリットが異なります。そのため個々のニーズや状況を考慮した上で、利用するかどうかを検討することが重要です。

新しい卵管因子のための検査

卵管因子の検査は、不妊の原因となる可能性がある卵管の状態を確認するための検査です。

従来から実施されている子宮卵管造影検査 (HSG)は、検査中の痛みが強いこと等のデメリットのみならず、卵管閉塞 (詰まり)を検出する感度が約65%程度に留まるなど検査の正確性においても優れた検査法であるとは言えません。

さらに、この検査はレントゲンの被曝を前提とする点も、検査の実施を躊躇する充分な理由となります。

本来ならば腹腔鏡下手術を実施することが望ましいのですが、この事実は専門家の中でもあまり知られていません。
いずれにしても、不妊症の原因検索のために

① 入院
② 全身麻酔と手術手技がもたらす心身の負担
③ 高額な医療資材

を要する腹腔鏡下手術の実施数は、IVF診療が全盛である近年ではさらに少なくなっています。

◆超音波子宮卵管撮影
クリニックで行う事が出来る最もストレスの少ない検査法です。

診断の大部分を超音波検査によって行うため、従来法のように放射線を用いる検査機器を必要とせず、また患者に使用されるヨード系の造影剤に対するアレルギーのリスクの心配もありません。
手技中の痛みが少なく、手技時間が短いという点もメリットとなります。

この最先端の卵管検査法を、国内における当たり前の臨床検査と見なされる以前に、当院でご提供したいと思います (自費検査です)。

◆卵管鏡下卵管形成術
卵管閉塞 (卵管の詰まり)に対して、バルーン・カテーテルを用いてその閉塞を解除する治療法ですが、その内腔の性状 (卵管ヒダの量など)の観察が可能となることから、卵管因子の検査法としても優れた技術です。

これらの新しい卵管因子の検査法は、問題も多かった従来の卵管検査法に対する極めて有望な選択肢となります。

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