診療案内
糖尿病
【糖尿病とは】
糖尿病は初期には症状がないため、健康診断などで血糖が高いといわれてもピンとこない方が多く、一方で、食事や運動など生活習慣と密接しているため、患者さん一人一人の異なる生活様式に一律に同じ対応をすることは限界があります。
当院では、糖尿病療養指導士らとチームで患者さん一人ひとりが実践できる方法を提案してまいります。
患者さんと一緒に治療にあたることで受診が苦痛にならないよう工夫してまいります。
【糖尿病の診断】
糖尿病の多くの方は健康診断で血糖が高いと言われたことをきっかけに診断されることになります。
喉の渇きや多尿などの糖尿病の典型的な症状が存在したり、糖尿病の合併症である網膜症が存在するなど明らかに高血糖が続いていると判断される場合以外は、別の日に再検査を行って診断する必要があります。
過去2~3ヶ月の血糖値を反映する検査であるHbA1cが高い値であれば高血糖が続いていることが想定されるので当日に診断ができます。
当院では血糖値・HbA1cは10分程度で結果を確認できるため、これらの検査をもとに診断します。
【妊娠糖尿病】
妊娠すると、胎盤からでるホルモンの働きでインスリンの効きがわるくなり血糖が上がりやすくなります。
そのため妊娠中、特に妊娠後期は血糖が上がることがありブドウ糖負荷試験などで基準を超えると妊娠糖尿病と判断されます。
治療は、産科と内科が連携して血糖をコントロールする必要があります。
将来糖尿病を発症するリスクが高いという報告もあり出産後もフォローアップしていく必要があります。
糖尿病の治療
◆自己血糖測定(SMBG)
血糖値そのものを患者さんが測定することでよりよい血糖コントロールを目指す方法です。
指先に専用の針を用いて血を出して簡易血糖測定器で測定します。いつでもどこでも測定ができるため、患者さんひとり一人にあった対策を立てやすくなります。
◆持続血糖測定(CGM)
一日に何回も血糖測定が必要な方や、毎回血を出して測定することが難しい患者さんに用いられます。
皮下に刺した細いセンサーにより皮下の間質液中の糖濃度(間質グルコース値)を持続的に測定することで、1日の血糖変動を知ることが出来る医療機器で、1日の血糖値の動きが持続的に視覚的にわかります。
◆外来インスリン導入
インスリンは口から服用しても消化液で分解されてしまうため、ご自身でおなかなどに注射をする自己注射療法を行うことになります。
注射と言ってもごくごく細い針ですのでさほど痛みはありません。
一方で専用の注射器をセットするなどの手技が必要であり、使い方などをしっかり覚える必要があります。
当院では入院せずにインスリン注射の練習などを外来で行うインスリン外来導入も行っております。
医師だけでなくインスリンの取り扱いが得意な看護師がゆっくりと時間をとって不安なく導入できるようにサポートをします。
インスリン導入が必要と言われたものの入院ができない・不安を抱えている方は一度ご相談ください。
また、ご自身で血糖値を測定する自己血糖測定についても患者さんに合わせてご提案できる体制をとっております。
◆インスリンペン
インスリン製剤は注入器と一体になったペン型の物が主流ですが、使い捨てのためゴミが多くなりがちです。
再利用ができる注入器(カートリッジタイプ)も流通しておりゴミが減ったり、薬代の負担が少し減るなどのメリットがあります。
種類によっては0.5単位でインスリンの注入量を調整できるものもあり、微調整をしたい患者さんに活用されています。
◆インスリンポンプ療法
携帯用のポンプにインスリンを詰めて皮下に刺されたカニューレという細いチューブからインスリンを注入します。
ポンプはプログラムに応じてインスリンを注入するため、朝方が上がりやすいなど時間帯によってインスリンの必要量が異なる患者さんの血糖コントロールに有用です。
◆チューブレスインスリンポンプ
入浴などを除いて基本的に24時間装着します。
近年、ポンプと注入部位が一体となったチューブフリーのインスリンポンプもでてきました。
薄型ですので洋服のシルエットなどへの影響は少ないです。
内分泌内科
私達の体の中では、種々の作用を持つ物質がうまく調和して全身の臓器に作用し、正常な代謝機能を保っています。
この物質をホルモンと呼び、ホルモンを作って分泌する臓器を内分泌臓器と呼びます。
内分泌臓器は全身・各部位に存在するためその作用が正常に働かないと、糖尿病や高コレステロール血症など様々な症状を引き起こします。
症状は臓器にかぎらないことから、これらを見極める内分泌代謝専門医が必要とされます。
【内分泌内科が特に専門とする疾患】
・脳視床下部・下垂体 (低血糖症、先端巨大症、乳汁漏出症など)
・甲状腺 (バセドウ病、橋本病など)
・副甲状腺 (高カルシウム血症、骨粗しょう症など)
・膵臓 (糖尿病など)
・副腎 (原発性アルドステロン症などの2次性高血圧症、副腎腫瘍など)
甲状腺疾患
甲状腺は、のどぼとけの下あたりに蝶が羽を広げたような形で存在する臓器です。
そこで作られるホルモンは「甲状腺ホルモン」と呼ばれ、全身の細胞に作用して新陳代謝を促します。
【甲状腺ホルモンが多すぎる時の症状】
・ドキドキする(頻拍・動悸)
・汗をかきやすい(発汗過多・皮膚湿潤)
・手先が震える・力が入らない(手指振戦・周期性四肢麻痺)
・下痢する
・食欲が亢進するのに体重が減っていく
・微熱や倦怠感
・イライラや不眠
・不安 など
【甲状腺ホルモンが少なすぎる時の症状】
・脈が遅くなる(徐脈)
・疲れやすい(易疲労感)
・冷え性(低体温)
・むくみ・体重増加
・記憶力の低下
・抜け毛(脱毛)
・不妊の原因 など
【治療】
甲状腺超音波検査(エコー)や甲状腺ホルモンの量を血液検査で調べて診断・治療を行っていきます。
一般的なクリニックでは甲状腺ホルモンの検査は外部検査機関に依頼しますが、当院では院内で解析を行っており採血後30分程度で結果をご説明できます。
【甲状腺薬の院内処方】
甲状腺薬は、シンプルな処方になることが多いのですが用量(薬に含まれる成分の量)の種類が多い特徴があります。
当院では甲状腺のお薬だけであれば院内でそのままお渡しすることが可能です。
待ち時間もさほどかからないのでご希望の方は受付に声をかけてください。
発熱外来
【発熱・咳症状のある方】
発熱・咳症状の患者さんは、待合・診察スペースを通常の患者さんと分ける必要があるため、受診前に必ずお電話でご相談ください。
WEB予約も可能です。
診察枠でご予約いただけますが、熱がある場合は備考欄にコメントをお願いします。
【新型コロナウイルス感染症】
抗原検査での対応となります。また抗コロナ薬は近隣の薬局でお受け取りいただけます。
当院にはレントゲン設備がありませんのでCT検査などが必要な場合には徒歩圏内の画像検査専門施設にて撮影を依頼しています。
【インフルエンザ】
発熱や咽頭痛、鼻水などで発症することが多いです。
抗インフルエンザ薬は、5日間服用するものから、1回服用のタイプ、吸入するタイプなど複数あり患者さんの状況により使い分けます。
院内にないタイプをご希望の場合は院外処方となります。
早期服用が効果的です。
【小児のご相談】
当院は小児科ではありませんが自由が丘周辺では平日夕方や土曜日に対応している医療機関が少ないため、よくご相談を受けます。
発熱時の初期対応程度であれば対応可能ですのでご相談ください。(小児用量のお薬は院内に常備していないため院外処方での対応となります)
帯状疱疹
体の片側に水疱を伴う発疹とぴりぴりとした痛みが出現することが多い病気で、子どもの頃に感染(気づかないことも)した水疱瘡のウイルスが神経に潜伏して免疫力が低下した際に再活性化して症状が出現すると考えられています。
特に50歳を超えると免疫力が低下するのか発症頻度が増加します。
発症後すみやかに抗ウイルス療法(お薬を受け取り次第服用してください)や疼痛コントロールを行うことが重要です。
発疹を伴う疾患であり皮膚科を受診されることが多い疾患ではありますが、早期に治療を開始する必要があることから内科ではありますが適宜対応しています。(発疹が微妙な場合などは皮膚科にご紹介させていただきます)
なお、当院では予防のためのワクチン(帯状疱疹ワクチン)は不活化型を使用していますが、高額な薬剤でありご予約いただく前にお住まいの自治体の補助申請などご確認いただくことをおすすめしています。
予防接種
当院では各種予防接種を実施しておりますが、事前にワクチンの取り寄せが必要なためご希望の方はお電話もしくは問い合わせフォームからご相談ください。(在庫があれば当日の接種も可能です。)
【目黒区在住の接種費用の補助】
◆高齢者肺炎球菌予防接種
5の倍数の年齢でお手元に予防接種の案内が届いている方は無料。
◆帯状疱疹予防接種
50歳以上の方で目黒区に申請が必要です。
不活化ワクチン(2回注射)の場合1回10,000円補助。
(当院では効果が大きい不活化ワクチンを使用しています。)
◆風疹の第5期定期予防接種
昭和37年から昭和54年生まれの男性でクーポン券が届いている方は、抗体検査および抗体価が低い場合のMRワクチン接種は無料。
※お住まいの自治体によっては接種費用の補助が異なります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
眠っている間に呼吸が止まってしまう状態が繰り返される病気です。
熟睡できなくなってしまうことで、夜間の頻尿や日中の眠気や倦怠感・頭痛等が生じることがあります。
空気の通り道である気道が寝ている間に狭くなることで起こるため、いびきとして見つかることがあります。
また、高血圧や狭心症等の合併もしばしばみられることから診断・治療を行います。
当院では簡易検査として在宅無呼吸検査(手と顔にセンサーをつけて眠っている間の呼吸と血液中の酸素濃度を測定します)を行っています。
検査結果などによってはCPAP(CONTINUOUS POSITIVE AIRWAY PRESSURE)療法を行います。
花粉症・アレルギー性鼻炎
季節の変わり目に鼻水や目のかゆみが出てきます。春のスギ花粉が有名ではありますが、秋もブタクサなどの花粉が飛び交うのでアレルギーがある方は症状が出ます。
花粉が飛び始める少し前から治療を行うことで症状が軽くなることがあります。
当院では舌下免疫療法を行っていないため、抗アレルギー剤の内服を中心とした対処療法を行っています。
一部の抗アレルギー剤は院内処方でのお渡しも可能です。
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