診療案内
きずの治療
主に「やけど」や「顔や手足の怪我」、そして「床ずれ」や、「糖尿病性や静脈性の潰瘍」などの治りにくいきずを対象とします。
基本的に保険診療で行います。保存的治療をメインとしますが、必要であれば縫合をはじめとした形成外科手術も行います。手術を行うかどうかは相談してからになりますが、将来的に予想される傷跡を考えた上での治療を提案させていただきます。
1.やけど
基本的に、湿潤療法をメインとした保存的治療を行います。これまで、軽症から超重症の様々な熱傷を10年以上診察、治療してきた実績で、その患者さんに最も適した治療をお勧めさせていただきます。
2.低温やけど
怪我の状況に応じて局所麻酔下での手術や陰圧閉鎖療法、人口真皮、bFGF製剤などを用いての治療をお勧めすることがございます。
3.その他のやけど
体表面積の10%を超えるような熱傷、また顔や手・陰部などにおける重症な熱傷、薬品(酸、アルカリ溶液など)による化学熱傷、電流(家庭電源、落雷など)による電撃傷などがあります。
これらは、全身にも影響が出ることがありますので、入院加療も含めた熱傷治療のできる施設へご紹介させていただきます。
4.顔や手足の怪我
基本的に、切創などの開いているような創には縫合処置を行い、また擦過傷などの麺状の傷には保存的治療を行うことになります。将来的に最も傷跡が目立たなくなるような治療法を提案させていただきます。
5.難治性潰瘍
洗浄処置や、壊死組織の除去などを行いながら、潰瘍の経過を見ていきます。また、陰圧閉鎖療法や再生医療製品なども使用することができます。
きずあとの治療
頭部や顔面、カラダや腕の傷跡、自傷の傷跡、刺青などに対応しております。
様々な傷跡に対して、以下の治療を組み合わせて治療を行なっていきます。
①内服治療
②外用薬
③圧迫療法(シリコンジェルシートやスポンジなどで傷跡を圧迫します)
④注射治療(ステロイドやボトックスの注射、また脂肪移植なども行う予定です)
⑤レーザー治療(傷跡の状態に合わせたレーザーを照射します)
⑥手術治療(形成外科的な手術を行います)
⑦放射線治療(手術後と組み合わせて行う予定ですが、当院では不可能ですので連携施設で行っていただきます)
他にも今後、再生医療製品なども導入して行く予定となっております。
形成外科
「きず」や「きずあと」以外の形成外科的疾患も治療の対象です。
皮膚良性腫瘍、口唇口蓋裂などの生まれつきの先天奇形、爪疾患、わきが、眼瞼下垂などの治療を行っております。
1、皮膚良性腫瘍
皮膚にできる腫瘍としては、粉瘤やほくろ、イボなどの皮膚からできる腫瘍と、脂肪腫や血管腫などの皮下にできる腫瘍、そして青あざや赤あざなどです。手術だけでなく、レーザー治療などもあります。
ほとんどが保険治療で行うことができますが、一部自費治療となる場合があります。できるだけ傷跡が目立ちにくい方法での治療を提案させていただきます。
2、口唇口蓋裂など、生まれつきの先天奇形
お子さんや知り合いが口唇口蓋裂で生まれたがどうすればいいかわからない。以前口唇口蓋裂の治療を受けたが、まだ傷跡が気になるなどの悩みがあれば気軽にご相談ください。
また他にも、生まれつき顔や手の形が気になる、でべそが治らないなどの悩みもご相談ください。どんなことでもご相談させていただきます。
3、爪疾患
爪の端っこが皮膚に食い込んで痛い「陥入爪」、爪が曲がってくる「弯曲爪」爪が厚くなって白く濁ってくる「爪白癬」なども治療します。できるだけ痛みのない治療を心がけております。
4、わきが
わきがに対しても、保存的治療、手術加療とも行なっております、お気軽にご相談ください。
5、眼瞼下垂
近年は高齢化社会となっており、年齢によるまぶたのたるみが問題となっており、治療を希望される方も年々増加しております。
基本的に手術による治療になります。治療内容のご相談だけでも構いませんのでお気軽にご連絡ください。
美容外科
当院では瘢痕治療に対しては、最先端の医療機器を揃えて治療を行います。その代表的なものが、レーザー治療機です。
CUTERA社のパールフラクショナルレーザー、ロングパルスNd:YAGレーザーを組み合わせて、瘢痕、ケロイドだけでなく様々な治療に対応することができます。
しわ、小じわ、皮膚のたるみ、脱毛、肌質改善、目立つ毛穴の改善、くま、尋常性ざ瘡のあと、色素沈着、赤ら顔、毛細血管拡張症、多形皮膚萎縮症、血管腫、クモ状血管腫、静脈湖、尋常性疣贅、爪白癬 など
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