診療案内
内視鏡検査・日帰り手術
◆内視鏡検査
長寿に伴い死因の4位は老衰と言われ、健康に人生を全うできる長寿の国が日本です。一方で長年死因の1位は悪性腫瘍であり続けている現実あります。その中でも胃・大腸をはじめ消化器がんを占める割合は高く、自律神経失調症、胃炎や過敏性腸症候群など症状を来す疾患もあり、診断がつけば治療できる疾患も多く存在します。内視鏡検査は細いカメラを口・肛門から挿入して観察・治療するもので、治療に直結する検査としてとても有用です。
◆日帰り内視鏡手術
大腸検査を行い、病変を認めた際には積極的に切除いたします。
検査・治療の流れは当院で行う“大腸検査の流れ”と治療前までは同じです。(病変の種類や病変の大きさなどや抗凝固薬の内服中などより変更があります。)治療後は出血などの危険性がありますので止血薬の内服や低残渣食(便塊になりにくい食事の種類)を摂取いただきます。治療後約10日程度で切除したポリープの顕微鏡検査の結果が出ますので、結果の確認をするべく外来に来ていただきます。
◆胃内視鏡検査
“みぞおちが痛い“ ”胃がキリキリ“ ”飲み込みがひっかかる“など、食事や上腹部中心の症状において約10mもある消化管の入り口である食道から、胃・十二指腸と食事の通り道を調べる検査です。食事の通り道のため食残があると検査は困難ですが、食事次第で来院した当日にも検査がすぐに行える細いカメラで、臓器の粘膜の詳細を調べる検査です。食道炎、胃炎、胃潰瘍十二指腸潰瘍、ポリープ、がんなど様々な疾患があります。観察、病状により組織検査を行い病状の評価を行い、原因検察の後に治療・定期観察計画の方針をご案内します。
◎当院の胃内視鏡検査
胃炎や逆流性食道炎などに悩む人は少なくありません。特に日本ではピロリ菌感染により潜在的な胃炎を伴っている人が多くいます。症状が無くとも長期的に放置すると胃炎の進行により、胃がんの出現範囲が広がり胃がんの危険性がありますので、胃炎の管理と病変の発見のために検査を行います。
◎特徴
①鎮静下に行う(点滴から鎮静剤を投与し眠ったり・ボーッとした状態で検査します)
②経鼻内視鏡検検査 鼻からが困難であれば、口から細いカメラで行います
◎検査のながれ
準備は当日食事を控えて胃の中を空っぽにします。検査は点滴での鎮静下(ボーッとした状態)に食道・胃・十二指腸と病変が存在しないか調べます。そして胃炎があればピロリ感染を含め検査を行い除菌の必要性を評価します。その他、病変や症状に合わせた治療と今後の検査・治療計画を立てます。
◎胃(上部消化管)病変が来たしやすい症状
みぞおちが痛い、キリキリする、飲み込みが引っかかる、胸焼け、酸っぱいものがこみ上げるなど。横になると咳が多くなる。胃もたれ、食事の際に詰かえる、食べれない、体重減少。貧血、吐き気・嘔吐、上腹部・心窩部痛。
◆大腸内視鏡検査
“下血” “便意” “腹満膨満” “便が細い”など症状がある際にポリープや腫瘍などが存在しないかを探るために行う検査です。水を吸収して排便を固める機能を有する大腸は、腸内細菌叢を形成するため、ポリープや腫瘍などの病気が存在しなくとも上記のような症状を来します。しかし便潜血検査では分かりえないポリープや病気がありますので早期治療も含めて大腸全体を観察します。
◎当院の大腸内視鏡検査
食事の欧米化であったり、遺伝、ストレスが原因であったりと大腸ポリープや炎症の病変は増加しています。早期に発見し治療すれば医療経済はもとより、生活を脅かされずにガンであっても大腸カメラで治療できます。
1次健診の便潜血検査で要精査となった際に大腸が原因で精査となったのか肛門疾患で要精査となったのか診断します。
◎特徴
①鎮静下に行う(点滴から鎮静剤を投与し眠ったり・ボーッとした状態で検査します)
②無送気挿入法 カメラ挿入の際に空気を送り込むと大腸が進展し痛みが生じます
③検査発見時には積極的に日帰りで可能な範囲で内視鏡治療を行っています。
◎検査のながれ
準備は前日から軽い下剤を内服し、当日は水様の下剤で大腸の中を空っぽにします。検査は点滴での鎮静下(ボーッとした状態)に大腸全体に病変が存在しないか調べます。そして治療すべきポリープなどがあれば治療(種類による)するものです。 検査後、目が覚めたら説明を聞いて帰宅します。治療をしていれば、約2週間後に病理(ポリープ等の顕微鏡検査)結果を確認して今後の検査・治療計画を立てます。
当院では送気しないのでお腹は膨らまず、かつ大腸が進展させない愛護的挿入を心がけています。
◎大腸病変できたしやすい症状
便秘、下血、お腹が張る、腹痛、排ガスが多い・臭い、粘液便、パンツに液体が付着する、便が細い、体重減少
◎注意点
鎮静下検査を希望する方は、鎮静剤の効果が帰宅時も残存するため、公共機関や送迎にておこしください。
◎主な病気
大腸ポリープ
“下血”の原因として多く心配される病気です。当院では検査の際に認めた治療が必要とされた病変は、内視鏡治療を行います。治療にも精通した熟練の医師が鎮静下に行いますので安心して検査・治療して行えます。
一般内科・消化器科・外科
【内科・消化器科】
突如として発症する発熱、せき、喉の痛み、腹痛、下痢、嘔吐などの急性期疾患による症状から、高血圧、糖尿病、高脂血症や便秘などの慢性疾患まで幅広く診察・治療いたします。特に消化器病は不定愁訴として症状を来すことも多いため、悩まずにまずはご相談ください。
◆生活習慣病
生活習慣病は放置すると動脈硬化が進行し狭心症、心筋梗塞や脳梗塞などの危険性が高まります。
糖尿病・高脂血症・高血圧の生活習慣病を食事・運動療法の生活から見直し状態に応じて内服薬などでの管理を行います。
◆風邪・予防接種
高齢者は、事前に肺炎球菌ワクチンの接種などを推進し予防に努め、感染した際にはレントゲン検査や採血など検査と治療を行います。
◆肺炎
レントゲンと採血で肺炎の評価し抗生剤のみならず、胃薬やアレルギー剤を処方し管理いたします。
◆胃炎 ピロリ菌感染
内視鏡検査の結果、痛みの原因が胃炎なのか、その他の病気が隠れているのか見極めます。
特にピロリ菌の存在は萎縮性胃炎を起こし、発がんさせる可能性がありますので、除菌も含めて総合的に診断と治療を行うことをお勧めしております。
◆胃腸炎
採血や超音波検査などで評価し点滴や薬剤による治療を行います。
入院加療が必要な状態であれば、連携病院へ紹介いたします。
◆便秘
個々の排便習慣などをもとに検査し、食事のご相談、排便習慣、自律神経治療(内服薬 ヘルストロン)、排便状況に合わせサプリメントの案内、漢方、整腸剤や下剤を選択して、総合的に治療をご案内いたします。
◆過敏性腸症候群
ストレス、食事、腸内細菌、自律神経失調、出産・幼少時の影響と様々な要因が関わっている現代病ともいえる病気です。
社会生活に合わせて内服薬を選択し生活の質を落とさないよう管理していきます。
【外科】
◆外傷に対する処置対応
療は細分化・専門化されていますが、外傷はいったい何科へ行けばよいのか悩むことがあります。
当院では傷の管理を行い骨折なども評価し治療します。
◆切創・けがなど
止血のための縫合や挫創に対する細菌感染など傷口の管理を行います。
その他、“うちみ” “ねんざ” レントゲン検査を行い創部の評価と痛みの管理を行います。
肛門科
なかなか相談できないデリケートで過敏な場所、でも排便は毎日ありその都度悩む場所。
出血したり、痛かったり排便と密接に関連していて、排便不安となりさらに便秘などから悪循環となる方も見受けられます。
原因をつきとめ、当院では肛門カメラで分かりやすくご説明し、排便などの生活習慣から治療・手術までご案内いたします。
・いぼ痔、痔核
・きれ痔、裂肛
・膿貯り、肛門周囲膿瘍、痔瘻
・膿皮症
・血栓性外痔核
・肛門周囲炎
・感染症(ヘルペス、コンジローマなど)
◆治療について
初診では、肛門診察を行います。具体的には、デジタル肛門鏡で自身の疾患の画像を共に確認します。
その後、肛門疾患の説明と自身初見を照らし合わせてご説明し、期待しうる効果と治療方針を説明いたします。
手術適応であれば、術前採血等の検査を行います。
治療の流れとしては、排便管理を含め、総合的に内科治療を行い、必要であれば手術治療をさせて頂きます。
緊急であれば当日手術になりますが、緊急を除けば内科治療で約2週間程度効果を判定するため、初診と2度目の診察が必要になります。
個人によって差がありますが、内科治療は月に1度の来院、安定したら1-2回/1-2カ月の通院になります。
◆日帰り肛門手術
外来診察で当院での日帰り手術適応と判断した後に基本的には別日に改めて日程調節し手術を行っております。(緊急性があればに同日にも切除いたします。)
治療後は疼痛・出血などの危険性がありますので鎮痛剤・排便管理薬・止血薬などの内服管理指導を行い麻酔が覚めたら帰宅となります。
術後はしばらく創が癒えるのを確認をするまで外来通院していただきます。
術後は少量の出血や疼痛は伴いますが、日常生活に支障ない程度です。(許容範囲としては排便時にテッシュ付着する程度、排便時の一時的な疼痛です。)
術後疼痛や出血など術後症状が悪化した場合は、電話連絡で即日対応です。
術後疼痛は内服薬で約2週間しっかりと管理し、その間は術後出血の危険を避けるため長風呂・運動・飲酒を控えていただきます。
排便時以外にも血液便がある(または頻回下利便、内服薬で改善しない持続的な疼痛。)であれあれば1週間目の診察となります。
次は術後2週間目、次いで術後1カ月程度の3回で終診となります。
婦人科・美容
◆月経(生理)のお悩み
・月経前症候群(PMS)
・月経前不快気分障害(PMDD)
PMSとくらべ、精神的な症状が強いものをPMDDといいます。
症状にあわせて漢方薬や低用量ピルなどの内服管理やPMS点滴治療(自費診療)を行います。
治療は、月経が発来する前からお勧めいたします。PMS症状が出現する前から症状が消失する3日に1度くらい点滴治療がお勧めです。
・月経不順
ご自身の月経がどのような理由で不規則となっているのか、また器質的疾患が隠れていないのかなどの検査を行い、その上で基礎体温(BBT)・ホルモン値の変動を確認します。
ご自身でも月経を予測できれば、その時期におこる悩みを軽減できますので、そのお手伝いをします。
まずはストレス、不規則な生活習慣、過度の体重変動などがないか問診しながら確認してみましょう。
その後ホルモン採血検査、超音波検査による結果に基づきホルモン治療(ピルなど)、漢方治療をおこないます。
◆不妊症
妊娠することが大変だと感じる方も最近は多くいらっしゃると思います。
当院は専門クリニックではありませんが、一般的な不妊症検査・アドバイスは可能です。
ご自身の健康を第一に、ライフスタイルを考え、ご気軽にご相談ください。
当院では超音波検査で病気がないかどうか、ホルモン採血などの基本検査はおこなうことはできます。
それ以外の基本検査に関しては皆様と相談し、治療の希望に応じて相談していきますので、もしも不安に思うことがある場合にはご相談いただければと思います。
婦人科専門医が対応いたします。
◆漢方療法
女性の方の不定愁訴(検査をしてもはっきりしない物を指し、疲労感・倦怠感・しびれ・頭痛・耳鳴り・のぼせ等のこと)に強い漢方は、更年期障害の治療に適しています。
東洋医学の考え方に基づいて、気・血・水のバランス是正を行うことにより、更年期の肉体・精神の不安定状態を正していきます。
即効性はありませんが、1から3ヶ月間内服すると症状の改善が期待できます。
痛みや精神症状などをすぐにとりたい時は鎮痛剤や安定剤と併用することもあります。
◆注射・点滴療法
当院では、プラセンタ(保険適応あり。ただし一定年齢外や点滴治療では自費診療になります。)、ビタミン、ミネラルを各種カクテルした点滴もご用意しております。
婦人科・美容の診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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09:00-12:00 | 09:00-12:00 | ー | 09:00-12:00 | ー | 09:00-12:00 | ー | ー |
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