診療案内
消化器疾患
食道の病気、胃・十二指腸の病気、胆のう・胆管の病気、過敏性大腸症候群を含む大腸の病気、痔の治療を行います。
<食道の病気>
◆胃食道逆流症
治療は内服と生活指導が中心です。胃酸分泌を抑制する内服薬や胃腸の動きを高める内服薬で症状を改善させます。症状が改善したら内服不要となることが多いですが、継続的に内服を要する方もいますので患者様に合わせた治療を心がけます。
◆食道がん
食道がんの治療には、大きく分けて内視鏡治療、外科治療、放射線治療、抗がん剤治療、またはその組み合わせがあります。治療には専門施設をご紹介いたします。
<胃・十二指腸の病気>
◆胃・十二指腸潰瘍
潰瘍の治療は内服治療が中心です。胃酸を抑える内服薬を胃潰瘍なら8週間、十二指腸潰瘍なら6週間内服することが多いです。内服終了後、胃内視鏡検査で治療の効果を判定します。追加治療が必要なら違う薬で内服治療を継続します。以上の治療終了後、ピロリ菌検査が陽性なら除菌治療を行います。
◆胃がん
胃がんの治療には内視鏡治療、外科治療、抗がん剤治療などがあります。
◆機能性ディスペプシア
治療には内服治療、生活指導が一般的です。消化管運動改善薬を内服し漢方薬や抗うつ薬を追加することもあります。
<胆のう・胆管の病気>
◆胆石・胆のう炎・ポリープなど
<大腸の病気>
◆大腸の病気(大腸がん・大腸ポリ-プ・腸炎・潰瘍性大腸炎・過敏性腸症候群・急性虫垂炎)
<その他>
◆過敏性腸症候群の治療
ストレスや生活の乱れによって起こることが多くありますので、まずは、生活習慣の改善指導をおこないます。最近では、薬物による治療についても効果の高いものが出てきましたので、投薬による治療も行います。また、場合によっては、漢方による治療もおこないます。
◆痔(内外痔核、裂肛、痔瘻)
肛門科ではありませんので内服、軟膏、座薬など保存的治療は可能ですが外科治療は行っておりません。手術が必要な場合は肛門専門病院をご紹介させていただきます。
内視鏡検査
胃内視鏡検査(胃カメラ)、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)、川越市胃がん検診(内視鏡検査)を行っております。
特殊光NBIや拡大観察が可能な内視鏡システムに加え、最新の経鼻内視鏡スコープを導入しております。検査中のモニター監視に加え、リクライニング型ストレッチャーを使用し看護師に管理された4つのリカバリ-ベットを備えておりますので安心して検査をお受けください。
内視鏡の消毒には日本内視鏡学会による内視鏡洗浄、消毒のガイドライン通り、アセサイドを使用した洗浄機を採用し、当然ながら高レベルの洗浄、消毒が行われております。感染予防のため検査着や器具は使い捨て製品を使用しています。
◆胃内視鏡検査(胃カメラ)
鼻から挿入する経鼻内視鏡検査なら、のどの反射も最小限で鎮静剤を使用する必要はありません。検査後の安静も不要です。検査中モニターでご自分の検査をライブで見ることができます。経口検査でもつらくなく検査を受けられることが多いですが中には喉の反射が強く、これまでつらい経験をされた方や眠って楽に検査を受けたい方には鎮静剤を使用いたします。
◆大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
微細な粘膜の病変も見逃しなく検査が可能です。鎮静剤は使用しなくても検査は受けられますが、他施設で奥まで挿入できなかったり、痛くてつらい経験をされた方、眠って楽に検査を受けたい方には鎮静剤を使用いたします。
当院では炭酸ガス(CO2)を用いて検査を行います。炭酸ガスは空気よりも吸収が約200倍早く検査後にお腹が張って苦しいということはほとんどありません。
内視鏡を使用しないCTコロノグラフィー検査は服用する下剤の量は約1/2で、癒着が強く挿入困難の方や高齢の方にお勧めしております。当クリニックでは行っておりませんので検査数の多い川越胃腸・センタークリニック(旧川越胃腸病院)の検査予約をお取りします。
検査で大腸ポリープや大腸がんが発見された場合、同時に内視鏡下で切除します。1cm以上のものや外科治療が必要な場合は大学病院などご紹介させていただきます。大学病院などご希望があればそちらをご紹介いたします。
◆川越市胃がん検診(内視鏡検査)
木曜日以外、川越市胃がん検診を受け付けております。日曜日も検査ができます。
CT検査
当クリニックにはCT検査はありませんが川越胃腸・センタークリニック(旧川越胃腸病院)のCT検査を予約できます。
CTとは、コンピュータ断層撮影のことで、X線を使用し体の切断面の画像を作成して病変の診断をします。造影剤を点滴することにより、さらに詳細な画像が得られ、高い診断能力を発揮します。出現頻度は低いのですが、造影剤によるアレルギーなどの副作用がでることがあります。これまで造影剤のアレルギーの経験があるとか、食物、その他薬剤のアレルギー体質の患者様は予約や検査時にお申し出ください。
◆大腸CT検査(CTによる3次元の大腸検査)
川越胃腸・センタークリニック(旧川越胃腸病院)では、大腸内視鏡検査ではなくCT検査で大腸の3次元画像を作成して診断する方法もあります。検査前に飲む下剤の量は大腸内視鏡検査の約半分で、CT検査室でお尻から炭酸ガスを注入してCT検査をします。そのためこれまで大腸内視鏡検査で痛みが強く、挿入困難だった方は比較的楽に検査が受けられます。ただしCT検査のためX線被ばくをしますし、内視鏡検査と異なり同時に組織検査、ポリープ切除などはできません。病変が疑われたら大腸内視鏡検査が必要となりますので適応を考えて選択するのがよいと考えます。
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