院長先生は東京医科歯科大学歯学部付属病院の臨床教授でいらして大学病院の分院をうたっている歯医者ですが、お世辞にも虫歯治療などの一般歯科においては同レベルとは言いがたいです。
来院している患者様は高齢...
院長先生は東京医科歯科大学歯学部付属病院の臨床教授でいらして大学病院の分院をうたっている歯医者ですが、お世辞にも虫歯治療などの一般歯科においては同レベルとは言いがたいです。
来院している患者様は高齢の方が多く、子供はまずみかけません。
インプラントなどの治療をされている方が多いのでインプラント治療などに力を入れている歯医者だったのかもしれません。
来院の理由は歯等に痛みはなく違和感を感じる程度のものでしたが、最初院長先生にご対応いただきました。
問診とレントゲンのみで実際、口の中は診察せずに痛みということにされ診断を下されました。
その際、先生が座って顔を合わせて説明、お話することはありませんでした。
疑問に思うことはありましたが、座ってお話されることもなく動きながら言葉を放っていくスタンスだったので質問できる雰囲気でもなく、医科歯科大学の教授が仰ることなら任せて大丈夫だと思ってしまいお願いしました。
治療の際、待合室で30分、診察台に乗っても30分ほど待たされたのはまだよいとして、こちらも待ち疲れたころ、先生が突然慌ただしく現れ、1時間以上待たせた詫びもないどころか、とにかくイライラしている雰囲気だけが伝わってきました。
もちろん座って話しを聞くこともなく突然治療がはじまりました。
先生も多くの患者を待たせているからか、イライラが隠せずに、ため息はつくわ、器具はなげやりに置くわ助手の研修生にはダメ出しで怒るわでこちらの緊張感が半端なくあげくの果てには、私に聞こえているのだから口をゆすぐのであれば私に直接「口を濯いでください」といえばいいのにスタッフに「口を濯いでもらって!」と強い口調で伝える始末。
イライラが伝わってくるので、繊細な作業をしているであろうにもこちらも恐ろしくてすぐに手をあげて止めてもらうと
「まだ麻酔が足りないのか!!」と言いながら、前に治療した歯医者に対して
「本当はこんなやり方やらないんだよね」などと
以前治療をしていただいた歯医者の悪口になるようなことを言われ麻酔を足していくなど、とにかく緊張感半端ない時間でした。
治療中も何度も「力抜いて!」とイライラを隠せない口調で連呼され先生がそんな調子だから緊張するのに、まるで怒られているような感覚になりなぜ、自分がこんな状況になっているのかよくわかりませんでした。
先生は怒っているのかと思うような対応で治療が終わったあとも、診察台が上がる前にはすぐにいなくなり、今日の治療のことや気をつけるべきことなどの説明もないのでスタッフの方に聞くと、その方が他の研修医のような先生に聞きに行き、その先生がカルテをみて説明をして下さいました。
その先生の方がむしろ、誠実で熱意もあり説明もとてもわかりやすかったです。
ちなみに私はこれまで虫歯治療で麻酔を使用したことはありませんでした。
おかげで大量の麻酔を使ったことで、口の感覚がしばらくなく、まともに開け閉めできずしゃべるだけで口の中を噛んでしまい、血豆ができるわ、歯形が残るわ、痛くもなかった歯が知覚過敏になってしまい結果的には1ヶ月くらい痛みが消えずにいて
さすがにちゃんと納得できる説明を聞くべきだったと思い、院長以外の別の先生に説明を仰ぐと実は虫歯がたくさんあり、それが結構深い虫歯だということがわかりました。歯の痛さというのは、神経が絡みあうなどで、どの歯が痛さや違和感の原因なのか特定しにくい場合があります。しかし、視診はせず、レントゲンと問診のみ、レントゲン自体も全体写真ではわからない部分もあり万能ではないわけで、私の場合、実際目でみれば、明らかに虫歯とわかるようなものを無視されていたこと自体、大変失礼ですが、先生の治療への姿勢がみえた部分がありました。
ちなみに私は結局、医科歯科大学で治療を受けましたが、正直なところ、ここでの治療がトラウマになってしまい、麻酔をかけるのも怖く、麻酔に対して質問をすると、医科歯科大学では虫歯治療では麻酔は使わない方針だということを説明されました。
しかし痛みを我慢する必要はないから、痛い時は言ってくださいと言われています。
麻酔を極力使わない理由についても、気持ちよくとても詳しく説明して下さいました。
結局、色々ありすぎて不信感につながり、後に対応して下さった先生方は皆、誠実な先生方でしたが家族とも相談し転院しました。
虫歯治療などの一般歯科をやっていただくなら、院長先生以外の先生がよいかと思います。
院長先生はインプラントなどが専門のようなので、虫歯という概念がなく、それ以外のことで診断している印象でした。
一連のプロセスをみると、歯に負担がかかることの方が多く、歯を残すことを本当に重要に思っているのか疑問に思うことばかりでした。
また治療された歯というのは、セラミックが入っている歯だったのでお金が無駄になってしまったことなども含め、深い虫歯がいくつもあったことからしてもヒアリングによって、また視診によって原因の可能性を洗い出すことなく、ひとつの原因に断定され診断されたことに関しては、患者のことを本当に考えているのか疑問です。
本来なら虫歯治療をした後、それでも症状が治まらないようなら、最後の可能性としては挙げられる場所だったようですが虫歯に関しては度外視でした。
しかし私が感じていた症状は明らかに、虫歯治療をしてからなくなったので本来そこは治療する必要のない歯だったんだと今は思います。おかげで噛み合わせが合わなくなってしまいました。
東京医科歯科大学の教授ということでHPにも大学病院レベルの治療をもっと身近に、という文をもって、それを前面に押し出していますが資材などにおいては、大学病院と同じものを使用しているのかもしれませんが技術や対応については東京医科歯科大学歯学部付属病院とは違います。
医科歯科大学病院はまず虫歯外来にしても、口腔外科にしてもどんなに遅くても10分以上待たされることはありません。基本予約時間通りです。
先生方は時間配分をして治療をされています。
こちらの歯科は午後一番の診察であっても、時間通りにスタートしません。
午後一の診察時間になって、ランチから先生やスタッフが慌てて帰ってきます。
午後遅い時間になると、それらが積み重なってずれこんでいるので、1時間くらい待たされるのは当たり前でした。
また医科歯科大学付属病院では当然問診もしっかりやりますし、レントゲンもとり、もちろん口の中もちゃんと医師が診察し、何人かの医師で見解をみたりします。
また保険外診療をすすめてくるなどの無駄な治療は一切しません。
虫歯治療においての技術に関していえば私は結局、付属病院で虫歯治療を受けましたが虫歯治療においてインレーなどの詰め物は、歯形をとってそれを入れ込むために健康な歯を削らなくてはならないので、生涯において歯を残すことを考えれば一番歯に優しいのは虫歯のみを削りレジンを直詰めする方法ということらしいのです。
巷でもダイレクトレジンやダイレクトボンディングという名前の技術で直接レジンやハイブリッドセラミックを直詰めしていき歯形に形成していく技術が最先端だと思われます。
医科歯科大学ではコンポレットレジン修復法という技術を行っていますがそういった直詰めで歯を形成していく技術自体は行っておらず、保険外診療をすすめられます。
それぞれの歯科医に専攻や専門があるように得意不得意はあるのかもしれないし大学病院もそれぞれの科によって、作業を分担しているくらいなので個人院で全てが大学病院レベルとはいかないのはわかりますが、素人なので、おかしいなと思うことでも、その体裁だけを信じてしまい、大切なことを聞かずにいたのは、私のミスでもあります。
色々ありすぎましたが、こちらの歯医者で学ぶこともありました。
医者任せではなく、ちゃんと自分の歯について自分自身も責任を持ち納得いく説明を聞いて、判断するべきだったということです。
素人だからこそ、その名前につられHPの内容を鵜呑みにしてしまったことは
否めません。基本的にお医者様の言うことを疑ったりしませんから。
しかし歯医者も腐るほどある時代、ちゃんと自分の目で見極め納得してから治療を受ける必要があるんだなと。
生涯にわたって、体調面にも影響を与えるほど歯はとても重要です。
削った歯は戻らない、神経抜いたり抜歯した歯は戻りません。
素人が質問なんかしたらいけないかな、とか当初は思う部分もありましたが、こうなってしまった今、歯医者のために治療をするのではなく自分のために治療をするわけですから、ちゃんと自分の歯に責任を持つべきだったと思います。
もちろん良いところもありました。
歯科衛生士さんの技術は素晴らしいと思います。
また受付の方も、事務的な対応ではなく、自ら考え行動できる能動的な対応で受付の問合せ時の対応等をみると、いい歯医者なのかなと思わせる、そんな優れたスタッフさんたちでした。
スタッフの方々、研修医の方々、他の先生方は、おしなべて謙虚で誠実な印象でしたので、きっとそれも院長先生の教育の賜物といえるところもあると思います。
しかし大学歯学部付属病院で診察を受けている私としては、病院の姿勢や治療に関して、必ずしも同じだとはいいがたいと思っています。
きっといい人にはいい歯医者さんだと思いますからちゃんと自分で見極める必要があるんだと思います。
いろんな意味で勉強させていただきました。
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2019年04月来院
/
2020年02月投稿
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