カウンセリングを受けるため、以前こちらへ数年通院していました。物腰が柔らかく、表情も温かく、天使のようなカウンセラーさんだなと、最初はとても信頼していました。
①「事実と異なるように思われるのが...
カウンセリングを受けるため、以前こちらへ数年通院していました。物腰が柔らかく、表情も温かく、天使のようなカウンセラーさんだなと、最初はとても信頼していました。
①「事実と異なるように思われるのが嫌だ」ということをカウンセリングでお話したときです。「たとえばどんなことですか?」と聞かれたので、例としてはあまりよいものではないと思いますが、「美容整形したことないのに整形してるとか思われたり陰で言われたりすると嫌ですね」と答えました。するとカウンセラーさんに「整形してると言われるのが嫌なんですね〜!」と返され、この返答では、「整形していて整形してると言われるのが嫌」という全く違う意味合いの言い方に私は聞こえました。私の受け取り方だとは思いますが。
(私は潰れた饅頭のような見た目で、整った外見ではありません)
②伝わらない。
カウンセラーさんにどんな苦しみを話しても、否定され、悪いのは私とされました。
私は小さい頃から家族からも同じような扱いを受けていました。つまり、もともと私のどこかにそういう扱いを受ける原因があるのです。私の伝え方に問題があるのは明確で自覚しているのですが、具体的にどこをどうすればよいのかわらず、そこで立ち止まったまま途方に暮れています。
③声が出ない。
家族旅行のとき家族とうまくいかず、自分の不甲斐なさを痛感し、初日の夕食時から、涙が溢れて止まらなくなり、空気を汚してしまい、それによる申し訳なさと過度の圧で、翌朝旅先で起きると声が出なくなっていました。どんなに声を出そうとしても、掠れた空気のような小さな声しか出ず、母には「そんなフリはやめなさい」と言われ、姉や兄には、相手にされず、声が出るよう何度も掠れた声でおはようを一人繰り返してみましたが、その姿は、返って声を「出さない」喋り方の練習をしているとみなされ怒られました。私の人望がないせいだと思われますが、誰一人にも、私が本当に声が出なくなったと信じてもらえませんでした。せっかくの旅行の空気は私のせいで最悪になり、出なくなった声で謝りましたが返って家族に嫌悪感を与えるばかりで誰にも伝わりませんでした。一時的なものだったようで、旅行から帰宅し、部屋で一人になって、しばらくすると、声は出るようになりました。この事を旅行後のカウンセリングでお話すると「声が出ないと辛いですよね、よくあることです」と言われその話題は終わりました。もちろん声が出なくなったことも辛かったですが、私は声が出なくなったことを誰にも信じて貰えなかったことのほうが辛かったのですが、カウンセラーさんにうまく伝えることができませんでした。
④発達障害の検査。
他の病院は存じませんが、こちらでは、発達障害の検査は午前中のみで、私も受けることになりました。朝が弱く、他県から通っていた私に、カウンセラーさんが「午前9時からというのはきつくないですか?午後から受けることができないか聞いてみます」と言いました。毎回の通院ならまだしも、一回きりの検査でもあったので「いいえ。9時からで大丈夫です」と答えると「無理せず午後からで良いですよ」と何故か何回も言われ、私は「午前中で」と何度も答えたのですが「午後にしましょう。無理して結果に影響が出てはよくないので」と言われました。「結果に影響が出ては」という言葉が決め手で、午後からでお願いしました。
検査当日、検査を担当した外部の別のカウンセラーさんから「午前中は用事でもあったんですか?」と聞かれた私は、理由が伝達されていないことを怪訝に思いましたが、とっさに本当のこと(カウンセラーさんに勧められて午後からになった経緯)を説明できず、「いいえ。朝が弱くて、すみません」としか言えませんでした。後日、受付さんに「検査が午後になった理由」を確かめると、「交通機関の都合でと聞いてます」と言われました。交通機関の都合て何?と思いましたが、私は「そうですか」としか返すことができませんでした。
もしかしたらカウンセラーさんは、私に気を使って、周りには交通機関の都合と言ってくださったのかもしれません。カウンセラーさんの強い勧めで、検査が午後からになりましたが、私が朝が弱くなければ、他県でなければ、午前に受けることができたのかもしれません。
しかし、仮にそうだとしても、私は自分を偽ることが一番嫌いです。カウンセリングをしてくださっていたカウンセラーさんもそれを知っているはずです。なので、本当に嫌な気持ちになりました。
私サイドはカウンセラーさんの強い勧めで午後からになったと感じていますが、カウンセラーサイドからすると、患者が朝が弱いのが原因という認識だった可能性もあります。
仮にそうだとして、ならば、よく訳のわからない交通機関の都合ということを言わずに、「○○氏は朝が弱く、検査結果に影響が出たら困るから午後からに」と事実をそのまま話すか、検査結果に影響のところを言いたくないなら省いて「○○氏は朝が弱いから」(これだとまるで私の要望で午後からになったということになりますが、変に交通機関の都合という「嘘」をつかれるよりはよいです。朝が弱いのは事実なので)と言っていただきたかったです。
これがキッカケで、カウンセラーさんに大きな不信感を持つようになりました。
カウンセリングで話してきた内容が主治医に伝わっていない可能性とそれどころか曲がって伝わっている可能性も出てきて、ここまでくると、信頼も何も崩れてしまいました。
⑤内容を忘れてしまうので録音させていただくことは可能かお願いしたとき。
「録音されると恥ずかしい」という理由で断られました。それを聞いて私は、他に録音できない規程や理由があり、本当のことを言いづらく何か私に気を使って、そのように答えてくださったのかな、と思いました。それくらい「恥ずかしい」という理由は不自然に感じたからです。のちに病院に確かめたところ、録音できない決まりはありませんでした。
⑥カウンセリングでは話題豊富
私が昔から学校でも家でも人に話題提供が出来ないため、雑談が出来ずに苦しんできたことを話したときでした。
「カウンセリングでは話題豊富じゃないですか」とカウンセラーさんに言われ、驚いたのを覚えています。
(仮に、カウンセリングででも、話せない人が居ることを言いたかったとしても、患者同士を比べることは疑問を感じます。)
カウンセリングで話すような内容を、少なくとも私の場合、人に話せません。暗い内容ですし、自分の伝え方が下手なので、話しても誰にも伝わらず、それどころか否定され、より苦しくなるからです。このカウンセラーさんは患者がどのような思いで身を削って話しているのか考えていない人のなのだと感じました。
話すのが苦手な私ですが、カウンセリングでは、カウンセリングを受ける私の自己中心的な目的(苦しみからの脱却=自分のため)のためにめげずに話してきました。それでもやはり伝わらず、否定され、苦しかったですが、諦めると、人生すら終わってしまう気持ちでしたので、紙に書いたり手法を変えたりして挑みました。結果、伝わりませんでした。
カウンセラーさんも相性があるのだと思います。私にはだめでしたが、合う人もいらっしゃるでしょう。ただ、少しおかしいな、合わないなと思った時点で、早めに違う病院に行けば良かったと私は後悔しています。諦めず伝え続ければ伝わるのではと挑んだ時間は無駄どころか、かえって自分の苦しみを深くするものとなりました。
結果的に人と関わることに対する恐怖心がより一層高まり、こうなってしまったのは自分の伝え方が悪いせいだから、原因が私自身にあるので、この先この苦しみは一生付き纏うかと思うと、ただ、ただ、目の前が、真っ暗に感じます。
藁にもすがる思いでこちらのカウンセリングを受けたのですが、カウンセラーさんに届きませんでした。
カウンセラーという「話のプロ」にも私は伝えることができませんでした。プロにも伝えられないのなら誰に伝わるでしょうか。この事実は、一生、私を苦しめるでしょう。
こちらを転院して一年以上経ちますが、今でもここのカウンセリングで受けた負の感覚が、突き刺さるように思い出され、お腹が痛くなったり吐きそうになるくらい具合が悪くなることが頻繁にあり、辛いです。
ちなみに恋愛経験、性交渉経験の有無を、初回のカウンセリング時に聞かれ、正直にどちらも「ない」と、答えましたが、その質問は必要だったのでしょうか。
来院時期:
2020年07月
投稿時期:
2021年12月
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