診療案内
胃カメラ検査

◆経鼻内視鏡
当院では、極細のスコープを鼻から挿入する経鼻内視鏡を使用しております。
嘔吐反射が少なく比較的楽に検査が可能です。
ただ、強い鼻炎があったり、鼻腔が狭い場合は、口から挿入します。口からでも、スコープ径が細いので、以前のような嘔吐感は少なく検査できます。
また、ご希望があれば、静脈麻酔により、ウトウト眠っている間に受けられる、無痛検査も可能です。
この検査は、内視鏡専門医が施行しますので、喉頭がん、食道がん、胃がん、十二指腸がんを早期に発見し、治療に繋げます。
◆胃カメラ検査の流れ
電話で検査の予約
検査前日:夜10時まで食事をすませる
検査当日:お水以外の飲食は禁止
検査当日:鼻腔から局所麻酔後、内視鏡検査
静脈麻酔した場合は、個室で少し休んでいただきます
検査結果を説明します
◆ピロリ菌の除菌治療
ヘリコバクターピロリ菌は、胃癌の発がん性があるため、全国的に除菌治療が進み、そのため、胃がんはがん死亡数の 第1位から3位におちました(2020年)。
また、胃X線検査(バリウム検査)から胃内視鏡検査が増え、早期に発見し、内視鏡治療ができるようになったことも要因のひとつです。
当院では、患者さんの負担軽減のため、経鼻内視鏡を使用しています。
LCIやBLIなどの画像強調機能を用いて、早期胃がん、食道がん、喉頭咽頭がんの微小な病変の発見につとめています。
大腸カメラ検査

◆大腸内視鏡検査
大腸カメラ検査とは、肛門から、内視鏡を挿入し、盲腸まで、直接観察する検査です。ポリープ、癌、憩室炎、潰瘍性大腸炎等の疾患を見つけることができます。
大腸ポリープで、将来がん化する可能性があるものは、検査中に、切除いたします。(日帰り手術)。特に痛みはありません。
◆大腸カメラ検査の流れ
検査前日:専用の検査食を3食、食べていただきます。(予約時にお渡しします)
検査前日夜:下剤と水分を飲んでいただきます。
検査当日:朝8時30分に来院して、洗腸剤(下剤)を飲んでいただきます。
便が水様になったら、検査開始します。
検査後、検査結果を説明します。
詳細は、事前にスタッフが説明いたします。
◆大腸がん死亡率減少をめざして
我が国のがん罹患数第一位、死亡数第二位、女性だけの死亡数は第一位なのが、大腸がんです(2020年)。
国立がん研究センターのデータでは、大腸がんの10年生存率は、ステージ1では、93.6%に対して、ステージ4では、11.6%に激減してしまいます。
いかに早期に発見することが大事か、おわかりになると思います。
がん検診

◆胃がん・大腸がん・肝がんの撲滅を目指して
最も好ましいのは、自党症状がなくとも年に1回検診をうけること、百歩ゆずって、少しでも自党症状があったら、すぐに内視鏡検査を受けてください。
◆胃がんの検診
人間ドックのがん検診はバリウム検査(上部消化管X線造影検査)が主体ですが、当院では経鼻内視鏡検査を施行しています。
カメラが小型化し性能が非常によくなったため、外径5mmという細い内視鏡で鼻から挿入できます。
口から挿入するのに比べて吃気も少なく、負担も軽く、5分くらいで喉頭がん、食道がん、胃がん、十二指腸がんがないか判定できます。
そして、ヘリコバクターピロリ菌の検査も施行しています。
ピロリ菌が胃がんの原因であることが多変量解析で発表され、慢性胃炎にもピロリ菌の除菌治療が保険適用されるようになり、当院でも積極的に除菌治療を行っています。
◆大腸がんの検診
大腸がんのスクリーニング検査として、まず便潜血反応をみます。
もしこの便潜血検査で陽性であれば、大腸内視鏡検査を受けていただきます。
画像強調拡大内視鏡を使用し、2cm以下のポリープであれば、発見した時点で切除しております。
国立がんセンターによると、便潜血検査を受けた人は、大腸がんの死亡率が60%~80%も低下するといわれています。
内視鏡専門医で検査を受けて下さい。
◆肝がんの検診
肝機能障害がみつかった患者さんには、まず、B型肝炎、C型肝炎の有無を調べ、陽性の場合には腹部超音波検査を使います。
肝炎ウィルス陽性の患者さんは、肝がんができる率が高いため、ウィルスを排除することで肝がんを予防することができます。
また患者さんの同意の下、診療情報を複数の医療機関で共有する「波と風ネット」で総合病院との連携を密にしながら、一人でも多くの患者さんががんで亡くならないように努力を続けます。
その他の診療科目

当院では以下の診療科目に対応しております。
お気軽にご相談ください。
◆消化器疾患
急性胃腸炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、大腸ポリープ内視鏡的切除術、食道がん、肝硬変、肝性脳症、急性膵炎、急性胆嚢炎、胆石症、ヘリコバクターピロリ菌・除菌治療、便秘症、潰瘍性大腸炎
◆循環器疾患
高血圧症、狭心症、心房細動、慢性心不全
◆呼吸器疾患
気管支喘息、肺炎、急性気管支炎、間質性肺炎、肺がん、慢性閉塞性肺疾患、禁煙治療
◆内分泌疾患
糖尿病、インスリン治療、甲状腺機能低下症、脂質異常症
◆神経内科疾患
アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、脳梗塞後遺症
◆整形外科疾患
骨粗鬆症、神経障害性疼痛、坐骨神経痛、腰椎圧迫骨折
◆泌尿器科疾患
前立腺肥大症、過活動膀胱、膀胱炎、ED
◆皮フ科疾患
じん麻疹、帯状疱疹、爪白癬、虫さされ
◆リハビリテーション
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