ミオ・ファティリティ・クリニック の口コミ・評判

別の病院で不妊治療をしていましたが、こちらの評判を聞き、遠方からですが思いきって転院しました。鳥取県内はもちろん、岡山や島根からも通われる方がいらっしゃいます。『どうしても赤ちゃんが欲しくて、体外授精を数回行うくらいの覚悟がある』というご夫婦には、お薦めの病院です。男性不妊や高齢で他の病院で不妊治療をしてもなかなか妊娠ができない、というご夫婦にも最後の砦のような病院です。
院長先生の方針は、「無駄な治療は一切しない」「体外授精の採卵後は体内環境と出来るだけ近付けて最適な環境のもとで育てる」というものです。施設と技術は全国でも上位のレベルなのではないかなという印象です。
不妊治療専門の建物があり、妊婦さんや子ども連れの患者さんと会う確率が少なく、待合室もゆったりした雰囲気です。ソファーがふかふかで、無料で飲めるノンカフェインの紅茶が美味しいです。予約制ではないので、土曜日は混雑します。平日はそこそこの待ち時間です。テレビもありますが、暇潰しができるように本など持って行かれるといいと思います。

受付スタッフさんも看護士さんも培養土さんも優しいです。院長先生は不妊治療に対する情熱は凄く感じるのですが、優しい時もあれば口調が怖い時もあるので、取っつきにくい印象です。超音波診察の時も、直接に顔を見て先生とお話できるようにカーテンは無しという説明をされましたが、会話自体が少なくて…意味あるのかな？といつも思ってます。転院前の病院では、カーテン越しでも子宮内の状態を細かく伝えて安心させてくれたのに、こちらではそういう会話もなく、流れ作業的な感じです。最後に「何か質問がありますか？」という一言もないので、聞きたいことも質問しにくい雰囲気があります。最初の頃は、先生への信頼感情は育ちにくいかも知れません。１日に多くの患者を診察しようとすれば、流れ作業も仕方ないとは思います。ただ患者側としては、細かい自分の身体の状態をデータを見ながら詳しく説明してもらって、今はどういう状態だからこれこれこういう治療をしましょうか、と先生に親身になってもらう方が安心できるし、嬉しいんですけどね…。他の口コミでも書かれていますが、どうやら先生は診察のみ、細かい説明は看護士さんからというシステムのようです。でもそれだとやっぱり説明漏れがあるんですよね。検査結果の説明もなく、さっと用紙だけ渡されて帰宅したこともありました。普通は簡単にでも患者に結果を説明しますよね？？？仕方ないので、自分で専門用語などをネットで調べましたけど。
私はメンタル面で挫けそうになったら、その日に担当された看護士さんに軽くお話して気分を切り替えることにしています。優しい看護士さんやキビキビした看護士さん、色んな方がいらっしゃるので、お話しやすい方に聞きたいことを相談してみるのも手です。大金と時間をつぎ込んで治療するわけですから、受け身でいるよりも、自分でも勉強したりして、後悔のないようにとにかく積極的に分からないことや不安なことは聞いた方がいいと思います。ストレスは不妊の一因にもなりますし。

料金は、やはり少し高めという印象を受けます。受講必須のセミナーと培養土さんとのオリエンテーションも有料ですし。ホルモン値など細かく調べてくださるので、何度も血液検査がありますし、人工授精も体外授精でも、診察を受ける回数は多いです。ただ、最高の環境で治療を受けようと思えば、金額面では仕方ないのかなとは思います。
これから治療を受けたいと考えていらっしゃる方は、初診は予約が必要（初回は夫婦揃っての受診が必須です）なので、まずは電話されてください。土曜日だと予約が1カ月待ちだったりするので、なるべく平日がお薦めです。仕事や遠方で通いにくいことは、事前に伝えておいた方がいいです。セミナーをDVD受講で代用や、一回でまとめて検査など、できる限りの配慮はしていただけます。

遠方から車で来られる方は、米子自動車道米子南ICを降りてすぐです。汽車で通いたい場合は、東山公園駅（無人駅）から徒歩15分くらいです。