奈良県総合医療センター の口コミ・評判

通い付けの病院でたまたまとった肝臓のエコーで、
「腎臓に大きな石が映っている」
と言われ、同病院の泌尿器科で診察を受けた。
腎臓結石でかなり大きな石のため手術での除去が必要であり、
術式や技量を考えると県立医療センターがよいのではないかと言われ当病院に紹介された。
CTデータと紹介状を持参の上、泌尿器科を受診した。
随分待たされたが、医師の一言が、
「うちではこういう手術やってないから、他の病院を紹介します」
だった。
一瞬、はっ？と言葉を疑ったが、泌尿器科でも結石の手術であれば、
うちよりもうまい先生がいるし、かなり待つことになるので原則紹介ということで、
以前この病院にいた先生の転任先病院に紹介状を書かれることになった。
はっきり言えば完全な二度手間であり、紹介状手数料を余計に支払うことになった。

紹介元病院が電話をかけて確認をしていたので、通常であれば避けられたミスなのだが、
診察日がたまたま土曜日で当院外来と連絡がつかなかったため起こったミスなので、
仕方なかったのかのかな、とも思ったのだが、紹介先の病院で受けた手術が失敗。

原因は事前に説明されていたリスクに含まれていたのでミスではないのだが、
再手術（背中から内視鏡をいれる手術）の説明を聞くと、
うまくいかなかった場合の対処の説明を聞くと不安に感じ、
セカンドオピニオンを仰いだところ、非常に明確にこちらが抱いている不明瞭に感じていた点や、
リスクの取り方、それぞれの対処法が非常にクリアに説明されたため、こちらの病院に転院、手術を受けたが、無事1回で成功した。

結石の大きさを考えると術式や手術が1回で終わるのかといったあたりは選択が難しいはずで、
最初の病院で当院を紹介した理由は、
「術式選択等の対応の経験や設備があるから」というものであり、
実は手術を受けうまくいかなかった病院は「難しいのではないか」という評価だった。もちろん他の病院を紹介してもらうことは可能だったのだろうが、医師の方でレコメンドは決めていたので紹介先を受け入れた。
正直不安はあったが、それが見事に的中する格好となった。

最初のボタンの掛け違いで随分遠回りをしたが、
紹介状を書く際にどういう術式やリスクになるのか、
それに対応できる病院なのか十分考えて欲しいと痛切に感じた出来事になった。

また、新しく建てられた病院なので受け付け、会計等に最新鋭のシステムを導入しているらしく、
いちいち手続きがわからないで困惑することばかりだった。
病院の性格上、紹介が殆どのはずなので、かえって不親切なのではないか？という疑問は強く持った。