1歳で先天性心室中隔欠損症の手術をうけ、無事に成長しました。

生まれたときから、左心室と右心室の間の壁に穴が開いていて、１歳になるのを待って、手術したそうです。
赤ちゃんのときのことなので、何も覚えていませんが、術後は他の子と全く変わらなくなりました。

小学生のときは他の子と同じように体育の授業も受け、普通の子と何も変わらない生活を送っていました。
ただ、中学生になると「学校での心臓病による突然死」の問題が社会的にクローズアップされるようになっていて、「医師の診断書を提出するまでは、体育の授業を受けてはいけない」と言われ、入学後しばらくの間、体育は見学でした。
「何かあってからでは遅いから、念のため」ということで、運動部への所属もできませんでした。

高校は「本人にお任せ」という方針だったので、普通に体育の授業は受けていましたが、大嫌いなマラソン大会だけはそれを理由にサボることに成功しました…笑。

高校生の頃までは、毎年か、または数年に一度、行っていた手術した病院での定期検診でしたが、毎回毎回「問題ありません。順調です。」で終わるので、そのうち全く行かなくなってしまいました。

大学を卒業し、就職の際の健康診断では、私だけ特別に心エコーの検査までされましたが、問題ないと判断され、希望の職業に就くことができました。

大人になっても、胸の手術跡は残っています。でも、成長とともに、気にしなくなっています。