急な高熱、頭痛、倦怠感、喉の痛みはインフルエンザA型。 (写真あり)

今年（2014年）のインフルエンザの症状について、経験した事をお伝えします。

まず、最初は急な発熱でした。

その日は自宅でパソコンに向かい仕事をしていました。少し鼻が出るのと、何となく熱っぽいと思い、熱を測ると36.5℃くらいでした。
「風邪かな」と思いながら、また1時間程作業を続けていくうちに、全身の倦怠感と明らかに熱が上がってきている感じがしました。
そして、測ると37℃を超えていました。平熱が「35.2℃」の私にとってはその時点でかなりきつく感じたのですが、その後も熱は上がり続け、昼から夕方までの間に38℃を超えてしまいました。
その間、頭痛、関節痛（特に腰の重い感じ）、息もハアハアしてきました。
朦朧としていましたが、何とか、切りの良さそうなところまで仕事を続けねばと思い、ただのデスクワークが大変しんどく、やっとの思いで終わらせました。

「まさかのインフルエンザ？」と思いながら、とにかく体を休めようと思い、寝ました。
風邪薬などは飲まず、経口補水液、栄養ドリンクを飲みました。
しかし、体が痛くて何度も寝返りを打ち、結局あまり良く眠れない状態でした。夜中に熱を測ると38.5℃になっていました。

翌朝、午前中になると熱が37℃台になっていました。
たくさん汗をかき、熱が下がっていたので、やはり普通の風邪だったのではないかと思いました。
そして、体も少し軽くなったような気がして、快方に向かっていると感じました。
でも、これが万が一インフルエンザだったとしたら、職場にウィルスを持ち込む事になってしまうと思い「自己判断はできないから、念のため病院行ってこよう」くらいの気持ちで受診しました。

マスクをして暖かい服装で近所の内科にゆっくりと自転車で向かいました。
待っている間、受付で渡された体温計で熱を測ると、36.8℃でした。

その後、診察室に呼ばれ、先生に昨日の症状を伝えると、「身近にインフルエンザにかかっている人はいますか。」と聞かれたので「いません。」と答えると、「うーん」と少し考えた後「喉を診てみましょう」と仰り、喉を診てもらいました。
「すごく喉が赤いので、インフルエンザの可能性があります。検査をしてみましょう。」となり、細長い綿棒を鼻の中（思ったより奥でした）に入れ、粘液を採取するという検査でした。そして、一度診察室を出た後、10分程で再度呼ばれました。

結果は「インフルエンザA型」でした。妊娠検査薬のようなスティックに「A／B」とそれぞれ判定が出るようになっており、確かにAの方に二重線（陽性）が入っていました。

先生が「A型の場合は鋭い熱と全身の倦怠感がとても強く出ます。咳や鼻水などの症状は後から出る事が多いですよ。」と大まかに特徴を説明してくださり、治療薬については「インフルエンザ薬ではタミフルがありますが、処方しますか？昔は良く効いたのですが、最近はあまり効かない事もあるようなのですが。」と前置きがありましたが、放っておくと2週間くらい長引く事もあるというので、処方してもらいました。
「仕事は何日くらい休めば良いですか。」と聞くと「症状が治まっても、発症してから1週間か最低でも5日間は人にうつす可能性があります。無理に出勤しても咳や鼻水などの症状が辛くて仕事にならないかもしれませんよ。」と言われました。

タミフルを朝晩2回（4日分処方されました）と38℃以上の熱が出た時のためにカロナールも処方されました。
そして、病院から帰宅後、確かに喉がすごく痛くなってきており、薬を飲む前に何か食べなきゃと思い、冷たいそばを食べました。

その日はタミフルを昼と夜に服用しました。
前日程、急激な熱の上がり方はしなかったものの、相変わらずの倦怠感と頭痛があり、夕方になるにつれ徐々に熱が上がり、夜中には37.9℃まであがりましたが、カロナールは飲まずに、いつの間にか眠っていました。

夜中に沢山汗をかき、その翌朝には36℃台に下がっており、空腹感も感じるようになりました。
しかし、喉が痛いのでバナナやヨーグルト、アイスクリームなどを軽く食べました。
夜になっても熱は36℃台で落ち着いており、徐々にタミフルの効果があらわれたように思いました。

3日目になると熱も35℃台に下がりました。喉の痛みもだいぶ和らぎ、咳が少し出るくらいで回復してきています。
食欲も出てきました。
2日程服用しましたが、タミフルの副作用は特にありませんでした。

4日目には熱が36℃を超える事はなくなりましたが、咳が出始めました。
でも、体調的にはとても楽になりました。食事も普通にうどんなど、消化の良いものであれば食べられるようになりました。
タミフルは一応処方された日数分、飲みきろうと思います。

ちなみに、感染経路については、思い返しても全く心当たりがありません。
私はどんなに世間でインフルエンザが流行していても、自分は大丈夫だと過信していて、手洗いぐらいはしていましたが、マスクもせず、予防接種も受けていませんでした。
しかし、今回の事でかかる時はかかるんだと痛感しました。

しかも、自分がなってみて分かりましたが、熱の出方には波があり、昼間は下がるので外出や家事もやろうと思えばできてしまいます。
休んでいられない事情があって、仕事や外出をしている方もいらっしゃるかと思います。
症状が本当に風邪に似ているので、インフルエンザと気づいていない方もいるかもしれません。
今後はせめて、流行している間は外出時にマスクをしようと思います。

今回はインフルエンザの中でも一番症状が重いとされるA型でしたが、思ったほど重症にならなかったので、早めに適切な治療を受けることができたのが、幸いでした。