下腹部の違和感、チョコレート嚢腫（子宮内膜症）で開腹手術

３０代後半の時、腹部に触れた時にゴロっとしこりのような手触りがあり
小さな婦人科クリニックを受診しました。
内診で左卵巣に１０センチを超える大きな腫瘍があると言われました。
数週間後に採血の結果が出て、腫瘍マーカーの値が高く、悪性の疑いもある、
腫瘍も大きいので手術になる、ついてはなるべく早く大きな病院で見てもらうように、と
紹介状を渡されました。
数日後、大学病院の婦人科で診てもらったところ、
・腫瘍が大きいので開腹手術になる。
・腫瘍マーカーの値は内膜症でも上がるので参考程度にするように。
・腫瘍を取ってから調べないと悪性か良性かは確定診断ができない。
という説明を受けました。
手術日が決まり、麻酔の説明と、自己血輸血のための採血を行いました。
手術は開腹で問題なく終了、麻酔が覚める時に少し吐き気がありましたが
硬膜外麻酔もしていたので痛みでつらかった記憶はほとんどありません。
看護師に指示を受け、翌日には歩いていました。
術後すぐに、腫瘍はチョコレート嚢腫（子宮内膜症）で、悪性ではなかったと聞き
病気発覚から初めて心から安心できました。
左卵巣は全摘、入院は１０日ほどでした。
退院後、内膜症は高確率で再発するので服薬が必須といわれ
「ディナゲスト」を処方されました。
飲んでいる期間（数ヶ月）副作用で毎日不正出血があり、
辛さを訴えたところ、休薬となりました。
術後２年が経ちます。半年に一回は定期診断を受けていますが、服薬はしていません。
膨満感や頻尿もなくなり、生理も軽くなり、快適に暮らしています。