デスボイスや高音の出し過ぎで喉に負担がかかり、扁桃腺摘出。

バンドでボーカルをしていてメタルやラウド系のデスボイスやハイトーンシャウトを独学で出していました。
ただライブ本数も多く、風邪をひいたりしていた時期も決まっているスケジュールをこなさなければと無理をして歌い続けていました。
そのせいで扁桃腺が炎症を起こすようになり、咳も止まらないようになってしまいました。
半年先までライブも決まっていたのでなかなかきちんとした治療が出来ないで悪化し続けて、扁桃腺が腫れ過ぎて息を吸うのも苦しくなってしまいました。
痛みも激しく唾を飲んでも激痛です。咳も引き付けのような咳と黄色や緑の痰のようなものがしょっちゅう出るようになってきていました。
咳止め、気道拡張、痛み止めの薬を飲んでかろうじてライブ中のみ歌えるような状況でした。

喉の後ろの部分に膿がたまってしまって、病院で採血用の針を口から入れて喉の奥に直接さして膿を抜くって言う荒療治をおこなっていました。麻酔も出来ないので痛くてたまらなかったです、苦笑
ちなみにお医者さんは入院するか暫くライブをやめるように何度も説得されましたが、ライブをキャンセルしないって言うのがポリシーだったので無理にお願いし続けていました。お医者さんは悪くないですので悪しからず（笑）

そんな生活が3、4か月続いていよいよ医師からこのままだと脳に膿や菌が回って死んでしまうので、なんとか入院して扁桃腺を取り除くようにと言われ、さすがに死んでしまっては歌えないと思って紹介してもらった入院専門の総合病院入院しました。
丁度ライブ出演もひと段落したのもあったので。
あれでもっと決まったいたら死んでいたかもしれない、苦笑

そのあとは入院した翌日に手術をして、扁桃腺を摘出しました。
腫れあがって通常の倍くらいの大きさになっていたそうです。
扁桃腺の摘出手術は直接口をこじ開けて、喉の皮膚ごと削り取るのだそうです。
全身麻酔で眠っていたので手術は目が覚めた時には終わっていましたが、唇のつなぎ目が少しさけていました（元々口が小さい方だったので）
目が覚めたのは病室でしたが、鼻に血が大量に詰まっていて息もしずらく、喉も削った穴にガーゼを詰めてあったのでひきつって非常に辛かったです。
息を吸うにも口からですが、手術直後なのでとっても痛いし、ひきつってせき込んでしまいそうになる
のですが、傷口が開き出血がひどくなるので咳もできないのですが(^_^;)
健康な人が扁桃腺を摘出したのとは違ってかなり周りの組織や喉も悪くなっていたので、より苦しい状態でした。

鼻の中の血を吸い出すのに、チューブを差し込むのですが、それも非常に痛くて苦しかったです。
手や足と違って身体の中心でしかも顔周りはやはり非常に苦しい場所です。

その後はおも湯やゼリー等の喉に負担がからない物を中心に少しづつ食事をならしていき10日後に退院できました。

退院してから3日後にライブがありまたが、その時はしゃべらずBaを弾いたので問題ありませんでした

暫くは咳も出るし、喉も出血があったので、歌うようになったのは手術してから1年後くらいでした。
使っていなかったのもあるのですが、1オクターブ下ってしまいました。
元々がかなり高音まで出ていたのでいまでもエックス等は軽く歌えます。
もちろんデスボイスも出せます。
昔より無駄な力が入らない喉に負担のかからない出し方をマスターしたので最近は余裕を持って歌えます。

元々楽器だったのでいまは歌メインに活動はしていませんが・・

みなさんは喉大事にして下さいね

扁桃腺取ってから知りましたが、盲腸と扁桃腺には免疫を作る機能が有るのだそうです。

出来ればとらずにおくと良いかもしれませんね(^_^