忘れられないぎっくり腰の痛み。デスクワークは腰に負担と判明

　東京に一泊二日の出張があり、その帰りのことでした。電車を降りようと立ち上がる時に、吊皮を持って立っていた乗客が、電車のゆれに足を取られて私の方に倒れこんできました。立ち上がりの中腰の状態でしたので、急にシートに押し戻される時に不自然な状態になったのだと思います。腰が本当に「ゴリッ」という音を出しました。その乗客は謝りながら電車を降りて行きましたが、私は動くことができませんでした。声も出ませんでした。

　何駅かそのまま通過してゆっくりと汗をかきながら立ち上がり、吊革を掴んでひどい猫背のような姿勢で電車を降り、降りられなかった駅に向かうホームにゆっくりと移動しました。とにかく痛くてしかたがありませんでした。ここで横になったらホームレスの人だと思われるだろうかなどと考えながら電車を待ちました。

　ずっと猫背状態でやっと帰宅して着替えもそこそこに布団に倒れこみました。その時の安ど感は忘れられません。安心したところで、喉の渇きを感じて麦茶をごくごくと飲みました。布団に寝ていると、今度は気持ちが楽になりましたが腰の痛みを強く感じました。

　動けるようになって病院に行くと、デスクワークは楽なようで、実際には腰に負担になっているそうです。同じ姿勢のままということも良くないそうです。あの時は、２日間継続して会議ばかりでしたのでそれも良くなかったのでしょう。

　その後は、同じ姿勢でいることを続けないように、１時間に一回は伸びをしたり、体を動かすようにしています。それから車ばかりでなく、自転車に乗ったり、歩いたり、運動不足にならないような生活習慣を持ちたいと考えています。