食中毒の蕁麻疹ではなく、難病の天疱瘡でした。（42歳父親）

父が42才（約20年前です）の時に天疱瘡という病気にかかりました。
社員旅行で集団食中毒にかかり1週間ほど療養していた時の事です。
他の同僚の方はどんどん職場復帰して行くにも関わらず、父は体のだるさを訴え続け、背中に水疱が出来始めたので、市民病院にかかったところ食中毒が酷かったからと胃腸の内服薬を出されました。
しかしそれらの内服薬を服用しても症状はよくならず、出来る水疱の数が増えて来たので順天堂医院さんにかかり直したところ、天疱瘡との診断が出ました。
当時は天疱瘡の死亡率は現在よりも高く、覚悟して下さいと母は言われていたそうです。
すぐに入院となり、自分の血液を採り、戻すという血液交換法という治療を行っていたのを覚えています。
入院中は点滴およびにステロイド剤散布の治療だったと思います。
治療中は高熱が続き、本人はとても苦しかったそうです。
しかし病室では小学生だった弟の宿題を見てやったりと父親の仕事をしっかりとこなしていた父を私は尊敬しています。
入院期間は約2か月ほどだったと記憶しています。
難病指定となっている疾患なので、その手続きなどで母が慌ただしく動いていた事も記憶に新しいです。
食中毒の蕁麻疹だと放置していたら大変な事になっていたかもしれません。
破れやすい水疱が多く出来た場合、すぐに病院に行くべきだと思います。