5歳で小児がんが発覚。肉芽の切除、薬物療法などの辛い経験。
たすく (50歳代・男性)
病気 | 小児がん |
---|---|
病院 | 順天堂大学医学部附属順天堂医院 |
幼稚園卒園間近な頃に耳に小さなおできのようなものが出来て、気になって掻いていたいたら、そこから出血し気付いた母親に耳鼻科に連れて行かれたのが、病気発見につながりました。
耳鼻科についてすぐに組織検査ということになり、悪性かもいうことで御茶ノ水の順天堂病院を紹介されました。
順天堂でまず肉芽全てを切除、初めての手術という事で恐怖したのを今でも強烈に覚えています。
この手術の後、10日ほど経った時、病院にすぐ来るようにという事で再度順天堂へ。
先生の看護婦さんと遊んでてねの言葉で母親とは別室に連れていかれました。
1時間ほどして私を迎えに来た母親の泣いた後であろう顔が忘れられません。
その日のうちに入院となり、約3年の闘病となりました。
良くなるためのお薬だからと点滴されていたのは抗がん剤だったのでしょう。
その薬を入れたら物凄い吐き気と貧血が襲ってきます。
幼かった私は親に裏切られ、病院で殺されるものだと本気で思ったものです。
入院2か月後には髪が全て副作用で抜け幼心に恥ずかしいと思ったものです。
抗がん剤治療が効いたのか、他の化学療法が効いたのか、3年後の私は点滴をされても吐き気に襲われなくなりました。
先生の「君を良くしてくれたお薬とももうすぐお別れだね、最初から苦しくなかったらどれだけ良かっただろうね、でもお薬は君を守りたかったから、君が苦しくなるような事もしてたんだよ。もう君には必要なくなって来て、お薬も自分の役目を済ませたから、お別れなんだよ」
という言葉が忘れられません。
私は化学療法が効いて生還しました。
私の周りにいてくれた全ての方に感謝しています。
コメント(1件)
-
まーくん40代の方が5歳の頃ってTVで小児がんのドキュメンタリー番組が年に何回も2時間くらいの特番でゴールデン放送されてたのを小さいながら憶えています。いつの間にかそんな番組もなくなりましたが今は小児がん患者があまり居ないという事でしょうか。小児がんの原因はなんだったのでしょうか。投稿:2014/10/06 12:30
コメント投稿にはログインが必要です